京都府立図書館も武田五一の設計です:京都の近代建築№15。

本当は白川の蛍の話題をUPしたいのですが、今年は数が少なく良い画像も撮れていないので、またまた武田五一・設計の建物のご紹介です。何しろ、京都でこれは!と思う建物が目についたら、「ヴォーリズか武田五一か」と言えばOKという感じですので(嘘です:笑)…冗談はともかく、京都府立図書館の正面の画像から。
画像


隷書体の「館書圖都京」の文字にも時代を感じますが、少し離れて全体を写すと、こんな感じです。
画像
煉瓦造り3階建てですが、竣工は1909(明治42)年。正面と書きましたが、向かって右側に階段がついています。次の画像が階段の所から見た画像です。
画像
平安神宮の大鳥居が見えていますので、岡崎のどの辺りかお分かりだと思いますが、京都市美術館(こちらをご参照下さい)と向かい合う形で建っています。こちらが階段と現在の入り口(画面右端)の様子です。
画像
京都府立図書館の源にあたるのは、1872(明治5)年、現在の中京郵便局付近(三条高倉西)に設立された日本初の公立の公開図書館「京都集書院」(1882=明治15年に閉鎖)だそうで、後の1898(明治31)年に京都御苑内に京都府立図書館が開設されたそうです。そして、現在地に移ってきた訳です。
画像
1995(平成7)年の阪神・淡路大震災で本館がかなりの被害を受けたため、ファサード(正面の壁面)を残して近代的な図書館に建て替えたのが、今回ご紹介する姿(2000=平成12年竣工、翌年に開館)です。上の画像で十分ご理解いただけると思いますが、もう1枚。
画像
壁の横線は共通していますが、窓の形状や土台が違うので“継ぎ目”が分かると思います。物の本によると、この建物は武田五一の茶室に関する研究の成果が生かされているそうですが、アール・ヌ―ヴォー的な要素もあるとか。階段のこうしたデザインは時代ですね。
画像
次のデザインなんかも、今は余り採用されないと思いますが、魅力的です。
画像
これも以前にご紹介した(こちらをご参照下さい)のですが、京都府立図書館の前には、“二宮尊徳先生像”があります。
画像
図書館に相応しい像です。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 4

ナイス ナイス ナイス ナイス

この記事へのコメント