京都御所 秋季一般公開:宮内庁も少しずつ見せ方に工夫をしています(笑)。

昨日は171年ぶりの“後の十三夜”でしたが、ここ数日は行者橋の11月初めの動向を時間を遡る形でご紹介していきたいと思います。ということで、本日は京都御所の一般公開です。まずは、「小御所」の“女踏歌:おんなとうか”を舞う人形のクローズアップを。説明は後ほど…。
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今年の春季一般公開では、今上(きんじょう)陛下の傘寿(80歳ですね)をお祝いして、「建礼門」が特別に開いていたのですが、今回も開いていました。「承明門:じょうめいもん」の奥に「紫宸殿:ししsんでん」が見通せます。
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京都御所の中から「建礼門」を通して見るとこうした光景になります。真っすぐに延びる建礼門前大通りの九条池あたりまでが見通せます。この光景は貴重です(笑)。
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今回は建て物はほぼ略して、特別に展示されている様々な物をメインにご紹介します。で、次は「新御車寄:しんみくるまよせ」の前に置かれた“牛車:ぎっしゃ”。太上天皇(上皇)・親王・内親王・五位以上の貴族や女院等、高い位の女性が使用することができた、牛に曳かせる二輪車ですね。
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この京都御所で保存している“牛車”は、中に畳が三畳も敷けるほどの大形のもので、葵祭で使用しているもののはず。牛車は後ろから乗って、前から降ります。
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次は「大臣宿舎」に展示された“板輿:いたごし”。珍しい輿ですが、昭憲皇太后(明治天皇の皇后)が1869(明治2)年の東京奠都(てんと)の際、京都御所から東京まで20日間かけて移動した時に、“板輿”を使用したとか。
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乗る部分の屋形等、輿全体が素木でできています。同じ種類の“板輿”2挺が並んでいるのですが、前の方の“板輿”の中には…。
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いやぁ、この固そうで狭いこの輿で20日間は辛かったでしょうねぇ。立場が立場だけに文句もそう言えなかったでしょうし…。続いては、「小御所」で“女踏歌”を舞う舞妓(ぶぎ)の4人(実際は4体のお人形ですが:笑)。
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“女踏歌”は正月16日に紫宸殿で、唐装束(からしょうぞく)に檜扇(ひおうぎ)と帖紙(ちょうし)を持って、地面を踏み拍子をとって歌いながら舞ったとか。最初の画像の姿ですね。
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小御所には“五節舞:ごせちのまい”を舞う2人が。この舞は、宮中でかつては毎年の新嘗祭(にいなめさい)の折に、現在は大嘗祭(だいじょうさい:即位後の最初の新嘗祭)の折に行われるそうです。
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上2枚は良く似た感じで檜扇は同じですが、最初の画像と比較してみて下さい。良く見ると装束も髪型も頭の飾りも違います。葵祭の斎王代と同じですね。
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そして、こちらは「御常御殿」のお2人(2体の人形です:しつこい)。 二の間で日常のお庭を愛でる姿です。装束は“束帯”姿と“十二単”姿。
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こちらが“十二単”。
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続いて“束帯”です。
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これらの人形を製作されたのは「人形司 伊東久重」という方のようなのですが、行者橋好みの顔立ちのお人形で、とても楽しく拝見させていただきました。とうことで、最後は京都御所の建て物の屋根の上に十二夜の月を。
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翌日が“後の十三夜”という訳ですね。近年は宮内庁も京都御所の一般公開で見せる工夫をしていてとても良いことだと思います。あっ、チョッと“上から目線”でしたね(笑)。

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