知恩院の大鐘は、大晦日だけではなく御忌大会の8日間にも鳴り響きます。

知恩院の最大かつ最重要行事(法要)は、宗祖・法然上人が亡くなられた日(1212=建暦29年1月25日:旧暦)を期して毎年行われている御忌大会(ぎょきだいえ)です。本来、1月開催でしたが、1877(明治10)年以降は4月18日から8日間、諸行事が行われ、同時に大鐘が撞き鳴らされます。まずは青もみじを配して(笑)。
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修理を終えた三門も、5色の幕や葵紋の紫幕で飾られて、ことの他、華やか。実は18日には山門楼上内で夜通し“ミッドナイト念仏 in 御忌“が行われ、行者橋も参加したかったのですが、京都に戻った日で慌ただしくしていたため、行けませんでした。残念!
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三門の右手の女坂には、“厭離穢土:おんりえど”・“欣求浄土:ごんぐじょうど”の幟が…。「穢れ果てたこの世を離れ、阿弥陀様のいらっしゃる極楽浄土に早く往生したい(行きたい)」という意味の浄土信仰を示す言葉ですね。
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本来、仏教用語ですが、徳川家康の馬印の言葉としても有名。知恩院は徳川家康に縁(ゆかり)のあるお寺ですから、まぁ、ゆかしいと言え無くもないかな。それはともかく、12時頃に大鐘を撞き始めるとの情報に従い、少し前に訪れました。と、11時50分過ぎに準備開始。
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行者橋、この法被を着た3人は準備だけで、お坊さんが見えて撞かれるのだとばかり思っていたのですが、外した4本の子綱の内、左右の2人が1本ずつ、真ん中の1人が2本を持って12時に撞き始めました。
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大晦日やその前(12月27日)の試し撞きの時(こちらをご参照下さい)は、周りに大勢の方がいらっしゃるのですが、この御忌大会の大鐘撞きは見守る方も少なく、色々な角度から思う存分撮影し放題です(笑)。次の画像は横から、スピード感のある画像を(笑)。
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次は正面側(本当か:笑)からの画像。思いっきり引っ張った瞬間です。
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次は、種目を打ちつける瞬間の大写し。実はこれをTOP画面にしようかと悩んだんですが…。こんな画像をゆっくり撮影できる機会はそう多くはありません(笑)。
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この画像だと何が何だか分からないかもしれないなと思い、青もみじにした訳です。こちらが、屋号入りの法被を着て大鐘を撞いていらっしゃったお3方。“植木藤”は確か、大徳寺そばの「株式会社小林造園」のはず。
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上の画像の右端の方が、下に置いたスマートホンで時刻を確かめながら「はーい、ひとぉーつ」と合図して大鐘を撞いていらっしゃいました。次は、撞木(しゅもく)が撞座(つきざ)に当たった直後の画像。
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子綱が生み出す形が面白くてUPしてみました(笑)。で、確か12回撞いたと思うのですが、最後は2度続けて撞いて終了です。で、またまた最初のように小綱を巻き上げて、ワイヤーで撞木を固定していきます。
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次は帰り道に撮影した経蔵と小さな池の画像。お天気も良く、とても美しい青葉の光景です。
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そして、最後は映画『ラスト サムライ』でトム・クルーズも登っていった男坂を上から見た画像。そのことをご存知なのか、欧米系の外国のお客様が次々と登っていらっしゃいました。
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この大鐘の音は、25日まで朝8時と正午(12時)に境内に鳴り響きます。ここで駄句を。“大鐘の 若葉ふるわす 御忌大会(ぎょきだいえ)”…若葉は初夏の季語ですので、新暦4月だと少し早いかも。“鐘の音(ね)の 若葉ふるわす 知恩院”の方が分かりやすいかなぁ(笑)。


*蛇足:寺院での特別行事の際に取付けられる5色幕は、“五正色幕:ごせいじきまく”とか“五間色幕:ごけんじきまく”等というそうです。本来の色は、陰陽五行説に依る「赤・青・黄・白・黒」ですが、寺院によって「赤・青・黄・白・緑」・「赤・白・黄・紫・緑」(知恩院はこれ!)・「青・赤・黄・白・紫」と中間色(青・紫)が入るとか。

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