蹴上浄水場第1高区配水池の赤煉瓦の建物が“曳家”で移動していました!:京都の近代建築№22。

5月4日に蹴上浄水場の“蹴上のつつじ”を見に行った時、第1高区配水池が工事中で、普段見えないプール状の配水池の中が見えたのでビックリ!まずはこちらの画像から。
画像


ですが、微妙に全体の様子が赤煉瓦の建物の位置が変だなぁと思いつつ近づいてみると、「流入弁室」と「流出弁室」という赤煉瓦の建物の位置が変わっていました。こちらが「流入弁室」を裏側から見た画像。
画像
回り込んで見ると、こんな感じで、「流入弁室」の下にコンクリートの土台があって、その上に載っていました。
画像
その横にあった説明パネルによると、「流入弁室」と「流出弁室」の両方を“曳家:ひきや”で移動しているとのこと。次の画像手前の白い線が「流入弁室」があった場所を示す線です。
画像
「流出弁室」の方も反対側の空き地に移動していました。
画像
最近、弘前城天守の“曳家”が話題になりましたから、ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、“歴史的建造物等を維持・保存する時に建物自体を解体せずに別の場所へ移動する建築工法”です。次が蹴上浄水場の全体図。
画像
上の画像中央下の赤丸横にある緑の四角が第1高区配水池です。1912(明治45)年に蹴上浄水場が建設された時、日本で最初の急速濾過方式を採用した由緒正しい設備・建物なのです。次はその部分の拡大図。配水池の中央に「流入弁室」と「流出弁室」があることが分かります。
画像
大雑把にいうと、“曳家”は建物自体の下をコンクリート等で補強し、同時に移動させる地面も補強して、その後、レールを敷いて建物をジャッキ等で移動させるという手順を取ります。次は「流入弁室」の下の部分。
画像
レールも見えていますが、これは新幹線で使用したものを再利用したものとか。いやぁ、この移動の様子を見たかったなぁ。今度、元に戻す時に1日くらい公開してくれないかなぁ。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

ナイス ナイス

この記事へのコメント