岩倉実相院で、モリアオガエルの卵を…!

モリアオガエルは池の上などにせり出した木の枝等に粘液の泡で包まれた卵塊を作る蛙として有名ですが、久し振りに岩倉実相院で見かけました。まずはお庭を背景にした卵塊を。次の画像右手前の手水鉢の上に卵塊が2つ、竹の上に落ちた卵塊が1つ見えます。
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実相院は、1229(寛喜元)年と言いますから鎌倉時代ですが、静基(じょうき)というお坊さんが現在の北区紫野にお寺を開いて、応仁の乱後、現在地に移転したようです。その後、戦国時代に戦火で焼失したのですが、江戸時代初期に皇室や徳川家光の援助を受けて再建されたとか。こちらが門。
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足利義昭の子・義尋(ぎじん)と妻・古市胤子の間に生まれた義尊が実相院に入ったのですが、義尋の死後、胤子が後陽成天皇の後宮となったことで、皇室との関係生まれた訳です。門を潜ると、こんな緑に満ちた光景が。
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上記のような関係で、実相院は門跡寺院とされ、本堂も江戸時代に女院御所を移築したものです。しかし、正直な話、建物の老朽化が激しく、アチコチにのつっかい棒が目立ちます。次の画像は、本堂をお庭側から見たもの。
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上の画像の廊下の右端に、最初の画像のモリアオガエルの卵塊があります。無論、本来は黄の枝に会ったものですが、見やすい場所に移したものです。
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次は、卵塊部分の大写し。最初、産み付けられた時の泡は、表面が乾燥して紙のようなシートとなって、黄白色の卵塊となる訳です。
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卵塊の中の卵は1週間ほどで孵化しますが、孵化したオタマジャクシは卵塊の中で雨を待ち、雨で溶け崩れる泡の塊とともに下の水面へ次々と落下していきます。こちらがオタマジャクシ。
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モリアオガエルの卵塊は、もう15年前になるでしょうか、ポロニア学園(仮名)の東北旅行で中尊寺を訪れた時に見かけて以来ですので、とても懐かしく思いました。池泉回遊式のお庭を本堂の廊下側から見ると、こんな感じです。3枚続けて。
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青モミジがとても美しいお庭ですが、もう1つ、順路に従って歩を進めると、“こころのお庭!”にたどり着きます。
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2013(平成25)年春から翌年の秋にかけて、「造園植治」の小川勝章氏の監修の下、市民が参加して作庭したのだとか。
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上の画像のオブジェは島を囲む海に立つ波を象徴しているそうで、木製。表面に杉皮が施され、後ろに盛り土をして、表面は白砂で覆われています。3つあります。
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石組と苔は日本の国を表現したものとか。ダイナミックでもあり、優美さもうかがえる面白お庭でした。で、最後は、再び池のあるお庭に戻った時発見した、苔生(む)しつつある兎。
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幕末には岩倉具視も一時、隠棲して様々な策謀をめぐらした実相院ですが、早くつっかい棒が取れると良いのになぁと思いながら、帰途につきました。

補足:すぐそばに岩倉具視幽棲旧宅(国指定史跡)があり、一般公開されています。

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