上賀茂神社の武射神事は時々、猛吹雪状態の中で行われました!:2017年1月16日。

金閣寺の雪景色を見に行った1月16日の、本来の目的は上賀茂神社で武射神事を拝見することでした。いやもう、晴れあり吹雪ありというとんでもないお天気の中、神事は粛々と挙行されましたが、一時はこんな場面も。
画像


武射神事は矢を射ることで1年の邪気を祓う神事ですが、後半に小笠原弓術の皆様方による百手式(ももてしき)が披露されます。神事の開始は11時でしたが、到着した時は微妙に雪が舞っている状態でした。
画像
宮司さんはじめ、関係者は楽舎に控えていらっしゃいますが、皆様、寒そうです。いや、見ている方も寒いのですが…(笑)。
画像
最初にお祓い(修祓:しゅばつ)ですが、傘を差してのお祓いは珍しい!
画像
最初は、太刀や控えの弓を持った方々も揃って、蟇目式(ひきめしき)を行う皆様が登場です。右から2番目の方が手にしている先の赤い紡錘形の矢(蟇目矢)にご注目下さい。
画像
紡錘形の部分に穴が開いていて蟇蛙(ひきがえる)の目に似ているので蟇目矢と呼ばれますが、この中空のいわゆる鏑矢(かぶらや)は射放つと音がします。
画像
ピョーンという感じの音とともに矢が飛び、あたりの悪霊が退散!です。この時間帯はお天気が回復して、撮影も楽でした(笑)。続いて、まずは宮司・副宮司の方が2本ずつ矢を放つので、大的が用意されます。
画像
こちらが宮司さんと副宮司さんが射るのは、上賀茂神社ゆかりの赤い矢です。。
画像
神話によれば、玉依日売(たまよりひめ)が賀茂川に流れてきた丹塗矢(にぬりのや=赤い矢)を床に置いたところ懐妊し、生まれたのが賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)とされています。
画像
玉依日売命とその父・賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が下鴨神社の、賀茂別雷命が上賀茂神社の祭神として祀られている訳ですね。続いて、神官が赤い矢を射ます。
画像
その後が百手式。5人ずつの射手さんが向かい合う形で着席するのですが、その直前から急に雪が降ってきて、いきなり光景が一変。
画像
初めに揃った5人の射手は全員男性。作法に従って、肩肌脱ぎの姿勢で弓を引きます。見ている方が凍えそうな光景です。
画像
次の画像は、角度を変えて後方から撮影したもの。大的も違うものが掛けられています。射手の他、介添えの係、的中を知らせる係、記録する係、矢取りさん等、色々な方が雪の中で…。
画像
次の画像奥が的中したかどうかを判断する方々、手前が記録する方等です。的中を知らせる紙垂(しで)を持つ手も寒そうです。
画像
次は、最初の画像と同じ組の射手さんですが、手前3人は女性なのです。これは2射目の時点での画像。
画像
この時間帯が最も雪の激しい時でしたね。射手さんの烏帽子にも雪が…。よっぽど、こちらを最初の画像にしようかと思ったのですが、訳の分からない画像になりそうなので、後ろにしました(笑)。
画像
この武射神事では丁寧な解説があり、分かりやすい事、この上なし。無事、終了して帰ろうと思ったのですが、二ノ鳥居前の焚火で体を温めて…。
画像
細殿と立砂も雪まみれ。流石に街中とは違って、上賀茂近辺は雪が深いですね。
画像
楼門は工事中で囲いが施されていましたが、本殿前に巨大な赤い矢が。これだけ大きいと、なかなか魅力的です(笑)。
画像
帰りは12時20分過ぎのバスに乗ったのですが、その時にはもうこんなお天気に。目まぐるしい変化でした。
画像
以上、一挙20枚UPしてみました。今回のタイトルバックは夜の雪の光景ですが、これは本来の武射神事が夜に行われたという説もあるので、それにチョッと絡めてみました(笑)。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 5

驚いた
ナイス ナイス ナイス ナイス

この記事へのコメント

木戸番
2017年08月21日 23:25
突然もうしわけありません。
当日の解説担当です。
つたない解説でしたがお褒めのお言葉を頂き、感謝申し上げます。
ありがとうございます。
行者橋 渡
2017年08月22日 00:14
おぉっ!木戸番様、コメント有難うございます。改めて読み直してみると、誤字・脱字が目立ち、少し訂正いたしました。木戸番様のお蔭です(笑)。それはさておき、あの時の天候を思い出すと、解説をされた木戸番様もさぞかし大変だったことでしょう。2018年にも伺って解説を楽しみたいと思っていますが、良いお天気であることを祈っております。