ポーランドにもこんな歴史が…映画『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』の話。

第2次世界大戦中、ナチスからユダヤ人の命を救ったエピソードを描いた映画では『シンドラーのリスト』や『杉原千畝 スギハラチウネ』が有名ですが、ポーランドの救済劇を描いたのが今回ご紹介する『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』です。
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*画像は(C) 2017 ZOOKEEPER’S WIFE LP. ALL RIGHTS RESERVED.

第2次世界大戦は、1939(昭和14)年9月1日の早朝、ドイツ軍が事前の宣戦布告無しにポーランドに侵攻したことで始まりますが、この映画の主人公はワルシャワで動物園を経営する夫妻です。不幸にも、一時は保護された動物も殺処分をされてしまいます。
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*画像は(C) 2017 ZOOKEEPER’S WIFE LP. ALL RIGHTS RESERVED.

そうした不幸を負いながら、園長のヤン(ヨハン・ヘルデンベルグ)はユダヤ人が迫害される状況を見て、妻のアントニーナ(ジェシカ・チャステイン)に、強制居住区域に暮らすユダヤ人たちを少しずつ動物園に匿(かくま)い、安全な地域に逃れさせるという、離れ業を考え出します。

途中、コルチャック先生のエピソードも紹介されていました。次の画像中央右の白髭姿の老人がヤヌシュ・コルチャックですが、彼は孤児院のユダヤ人の子供たちと共に、1942(昭和17)年8月にトレブリンカ強制収容所で殺害されました。こうした形で知ることになるとは予想もしていなかったので、チョッとショックを受けました。
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*画像は(C) 2017 ZOOKEEPER’S WIFE LP. ALL RIGHTS RESERVED.

協力者を得ながら、この強制居住区域から脱出させる方法の工夫や次第にドイツ軍の監視が厳しくなる中、その目をごまかすための動物園内での生活の様子が描かれる場面はサスペンス映画を観るような緊迫感があり、結構疲れます(笑)。

次第に、彼ら夫妻やその子供たちにも危機が訪れるのですが、夫妻は怯(ひる)むことなくこれを切り抜けるという展開なのですが、実話に基づく映画で、最後に実際の夫妻の画像も紹介されます。この動物園は現在も営業されているとのことでした。
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*画像は(C) 2017 ZOOKEEPER’S WIFE LP. ALL RIGHTS RESERVED.

ポーランドでもこのようなエピソードがあることは全く知りませんでしたので、チョッと驚きつつ観ました。公開映画館数が少なそうで残念なのですが、お薦めします。公開日は明日ですので、今回は短く(笑)。東京に帰りますので、また2日程お休みします。

◆『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』(2017年・チェコ&イギリス&アメリカ合作映画・127分・監督:ニキ・カーロ・配給:ファントム・フィルム ・2017.12.15公開)
〔最近観た映画から-№47〕

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