電線と電信柱が邪魔(笑)…旧・京都中央電話局西陣分局舎:京都の近代建築№28。

久し振りに気温も高くなって良いお天気だったので、街中をチャリチャリと自転車散歩。…と、思いがけない場所で思いがけない建物に遭遇!…それが、旧・京都中央電話局西陣分局舎(以下、西陣分局舎:現・西陣産業創造會館)。まずは正面右上で咆哮しているライオンの画像から。
画像


西陣分局舎は油小路通と中立売通(なかだちうりどおり)の西南角にあり、中立売通に面しているのですが、次の画像は、堀川通側(西側)から玄関を撮影したもの。
画像
かつての日本電信電話公社(電電公社)、そして現・NTT(日本電信電話株式会社)の敷地内にあるにしても、はっきり言って、縦横に延びる電線と電信柱が邪魔!…しかし、ひと際目を引くのはこちら。
画像
ヴィーナスの裸婦像(トルソー)ですが、正面1階に並び立つ3本の半楕円形の柱の各頂部に同じ物がありますね。
画像
上の画像のトルソーの上には半円形の部分があるのですが、そこには踊り子のレリーフ・パネルで飾られています。こちらが大写し。
画像
もう1度、北に面した正面の画像を。2階の弓形出窓とその周辺にあるレリーフの半円部その上の円柱、さらに右上には最初ニUPした飛び出すライオン。いやぁ、見飽きません。
画像
次は、上の画像と同じ位置から大写しを撮ったのが次の画像。周囲の螺髪(らほつ)のようなグリグリは何なのか不明です。
画像
行者橋、このライオンをいたく気に入りましたので、思わず色々な角度から撮影。次は真下から。これで、時々水が出てくると面白いなぁ・・・と不埒(ふらち)かつ迷惑なことを考えてしまいました(笑)。
画像
そして、電線が鬱陶しいですが、正面から。まるで、映画の「MGM]と「パラマウント」のタイトルを組み合わせたみたいです(笑)。
画像
行者橋、最初に「このライオンは、古代メソポタミア地域のレリーフみたいだなぁ」と感じたのですが、同時に「こうした装飾のある建物は大体、大正から昭和初期あたりかな」とも思いました。次は東側の様子。
画像
油小路通に面した部分ですが、正面と同様に半円柱が目立ちますが、実は2階天井部分の張り出しにも踊り子のレリーフがあるのです。次の画像左が通り側です。
画像
この建物の設計者は逓信省技師の岩元祿(いわもと ろく)。ドイツ表現主義的なデザインだとか。次は、上の画像を90度回転させたもの。こちらの踊り子さんの姿勢の方が苦しそう(笑)。
画像
京都市内で3番目の電話分局だった西陣分局は1921(大正10)年に竣工した建物で鉄筋コンクリート造・一部木造の3階建て。最後にもう1度、ライオン像
画像
岩元祿は29歳で夭折したため3点の作品を残しただけで、この西陣分局舎が唯一の現存作とか。1985(昭和60)年に躯体とファサード保存(3階の木造木廊はコンクリート造りに改修)をし、外観のみですが、2007(平成18)年に国の重要文化財に指定されたとのこと。京都の旧・電話局は素晴らしい近代建築が多いですね。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

この記事へのコメント