「刀剣乱舞-ONLINE-」に事寄せて③:「京のかたな 匠のわざと雅のこころ」展で。

“「刀剣乱舞-ONLINE-」に事寄せて:「京のかたな 匠のわざと雅のこころ」展で”シリーズも、これで最後です。まずは“髭切:ひげきり”。名前もキャラクターもカッコ良い!
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「太刀 銘国綱(名物髭切・鬼切)」は源氏の家宝として伝わり、現在は北野天満宮が所蔵していますので、刀剣女子が数多く押し寄せています。銘は国綱ですが、現在は伝安綱とされます。別名「鬼切」。次は“膝丸”。
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源義経や曾我兄弟の仇討ちと縁の深い「太刀 銘■忠(名物膝丸・薄緑)」も源氏一門の重宝。今は大覚寺が所蔵。3年前の冬、京都国立博物館で“髭切”と一緒に初公開されましたね。次は“宗三左文字”。
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「刀 金象嵌銘永禄三年五月十九日義元討捕刻彼所持刀/織田 尾張守信長(名物義元左文字)」と展示されていた刀。今川義元が所持していた長い太刀を、桶狭間の戦いで織田信長が戦利品として得て、短く磨り上げて金象嵌で長い銘を入れたもの。信長ゆかりの建勲神社が所蔵。そして“へし切長谷部”。
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国宝「刀 金象嵌銘長谷部国重本阿(花押)/黒田筑前守(名物圧切長谷部)」ですが、この波が踊るような刃文が圧巻!…実にダイナミック!行者橋、刀を見る時に刃文等の細かな点にそれほど注意を払わないのですが、見入ってしまいました。今後、注意したい“長谷部”です。次は“千子村正:せんごむらまさ”。
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「刀 銘村正」と説明のあった刀は見たのですが、「刀剣乱舞-ONLINE-」の“千子村正”を指しているのかは不明でした。村正は徳川家に仇なす妖刀として有名ですが、桑名近辺で活躍した刀鍛冶ですので、多くの武士が所有していて当然。根拠の無い妄説です。そして、“歌仙兼定”。
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「刀 銘濃州関住兼定作(号歌仙兼定)」は雅な名前ですが、所有者の細川忠興が家臣36人(6人説も))を斬ったので、名付けたとされた伝わります。ただし、確証無し。永青文庫蔵です。2代目の和泉守兼定は銘の切り方から“之定=ノサダ”と呼ばれています。確かに、そうでした。最後は“陸奥守吉行”。
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行者橋が見たかった刀の1つ、坂本龍馬が暗殺された時にもっていた「刀 銘吉行」は、一昨年、龍馬の子孫が残した書類と科学的な調査で、本物の陸奥守吉行だと判明。うっすらと刃文が残るとの説明でしたが、明確には分からず。

その他、室町期の長刀鉾の「長刀 銘平安城住三条長吉作/大永二年六月三日 切付銘去 年日蓮衆退治之時分捕仁仕候於買留申奉寄附感神院江所也 願主江刕石塔寺/之麓住鍛冶左衛門太郎助長 敬白 天文六 丁酉歳六月七日」と江戸期の「長刀 銘(裏菊紋)和泉守藤原来金道/(菊紋)大法師法橋来三 品栄泉 延宝三年二月吉日」、それに江戸期の橋弁慶山の「橋弁慶山牛若丸人形太刀 銘(枝菊)近江守源久道/宝暦七年 丁丑五月日」もじっくり観察できてチョッと嬉しかったです。長々と引っ張ってきましたが、シリーズ終了です。

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