高御座&御帳台、ただしレプリカですが…。@象彦寺町本店

10月22日に行われた「即位礼正殿の儀」の様子を伝えるTV画面に、天皇が着座された玉座「高御座:たかみくら」と皇后陛下の御座「御帳台」がしばしば登場しましたが、先日、寺町通二条上ルの「象彦寺町本店」(以下、「象彦」)でその縮小模型を拝見してきました。まずは、こちらの画像から。左・高御座&右・御帳台。
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ずっと岡崎の琵琶湖疎水そばにあった「象彦」が、いつの間にか寺町に移って来たなぁと思ってはいたのですが、10月25日~27日に開催された「京都寺町美術まつり」で高御座と御帳台の模型を特別公開してくれました。次は「象彦」の外観。
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現在の高御座は高さ約6.5m、重さ約8t。黒漆が塗られた浜床(木造方形の台)の土台に、8本の角形の床板と柱に八角形の屋根を被せた舞台状の調度品です。以下、模型ですが詳細を。まずは正面画像。
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こちらは屋根の様子。屋根も黒漆塗りで、鳳凰・鏡が飾られています。
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次は、鳳凰の大写し。
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現在の高御座は、1915(大正4)年の大正天皇即位式の時に作られたものですが、「象彦」の模型も同時期に作られたのだとか。模型には天皇像もきちんと。
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次は浜床の装飾。正面には鳳凰も描かれていましたが、こちらは角の麒麟。
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続いては、御帳台。
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こちらの屋根には、鏡の飾りはありません。
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御帳台の屋根の鳳凰を。本来は、鳳=雄・凰=雌ですが区別がつきません(笑)。でも、少し小ぶりかな。
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こちらにも皇后像がきちんと。
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高御座・御帳台共に欄干は朱塗ですが、階段の装飾も丁寧に作られています。こちらは、御帳台のもの。
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高御座・御帳台共に、釘は使わず木材に施された枘(ほぞ)等で組み立てられるそうで、今回の即位礼では分解して京都御所から東京の皇居まで民間業者のトラック8台で運搬したとか。現・上皇陛下の即位礼時には自衛隊のヘリコプターでしたね。続いては、こちら。
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正式名は不明ですが、幡(ばん)ですね。「象彦」の会場には、こんなものも。左は「京都美術蒔絵学校」(「象彦」の8代彦兵衛が設立したそうですが、詳細不明)の看板。
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右は「菊定紋 手函」で、大正天皇の皇后陛下・貞明皇后が伊勢神宮を参拝された時、祭主だった久邇宮多嘉王殿下に下賜されたものとか。上蓋には菊の紋が。
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京都美術蒔絵学校の初代校長・戸嶋光孝の作品だとか。上蓋の裏には、舞楽の様子が蒔絵で描かれています。
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今回展示された高御座・御帳台は3セット作られたそうで、1セットは所在不明、もう1セットは確か古美術商が所蔵されているとか(チョッと記憶違いかも:笑)。最後の2枚は、御帳台・高御座の順に裏側からの画像を。
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奈良・平城宮跡歴史公園内の第一次大極殿院に高御座の実物大レプリカがありますね。次は高御座。「象彦」さんには、毎年、公開してほしいと切望いたします。
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今回、即位礼で使われた高御座・御帳台は東京・上野の東京国立博物館で12月22日~25日と2020年1月2日~19日にかけて、京都御所で2020年3月1日~22日にかけて無料で公開されるそうです。京都御所の一般公開が通年化されて以来、紫宸殿内部が見難くなったコースになっていますので、間近に見られる機会ができるのは楽しみです。

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