神戸三宮で有松孝雄さんの作品展を拝見する。

1月末に44期緑のAriko(仮名)から「兄が3月に神戸で作品展を開きますので、31期紫の姉と一緒に行きます。ついては、京都でお会いできれば」とのメールが届いたのですが、新型コロナウイルスの影響で、お2人ともキャンセル。が、行者橋、お兄様のHPに興味深い作品が多数UPされていたこともあり、阪急電車で神戸三宮へ。で、最初の画像は久米田寺多宝塔の金剛界大日如来が坐していらっしゃる「蓮弁」です。
2020.03.11有松孝雄作品展 (4).JPG


次が会場のダイヤモンドギャラリー。三宮駅から北野坂を少し歩くと、イスズベーカリー北野坂店という有名なパン屋さんの隣にあります。
2020.03.11有松孝雄作品展 (3).JPG
有松さんの作品は仏像彫刻&社寺建造物の彩色、仏像・仏画の修復&復元模写、仏画&日本画・イコン制作等、多岐にわたるのですが、一通り、作品を拝見した後、改めてお兄様の有松孝雄さんにご挨拶。
2020.03.11有松孝雄作品展 (51).JPG
1958(昭和33年)のお生まれとのことでしたので、Arikoご姉妹の間になりますね。上の画像左は「水仙」という日本画の作品。次が花の部分の大写し。
2020.03.11有松孝雄作品展 (47)水仙.JPG
繊細なタッチで、花の満化の雄蕊(おしべ)・雌蕊まで細かく描かれています。次の画像は入って直ぐ右に展示された作品。
2020.03.11有松孝雄作品展 (8).JPG
上の画像左上が「水仙」で、手前の台は右から仏像等の写真集、中が最初にUPした蓮弁、そして左が立雛です。
2020.03.11有松孝雄作品展 (50)立雛.JPG
上の画像は繧繝縁(うんげんべり)の畳は割愛した大写しですが、亀岡にお住いの仏師・宇野孝光さんが彫刻した作品に金泥・胡粉等で彩色されたものです。
2020.03.11有松孝雄作品展 (34).JPG
家の画像はイコンで、左端はギリシア正教教会とのこと。次は「聖母子」。
2020.03.11有松孝雄作品展 (41)聖母子.JPG
イコンは
主として、ギリシャ正教・ロシア正教等で描かれる宗教画ですが、有松さんの作品は卵の黄身を乳化剤として用いるテンペラ画だそうです。次は「大天使ミカエル」。
2020.03.11有松孝雄作品展 (18)大天使ミカエル.JPG
有松さんがイコンを描き始めらたきっかけは、以前、大規模なイコン展をご覧になった時、「自分にも描けるんじゃないか」と思われて始められたのだとか。次は「キリスト」。
2020.03.11有松孝雄作品展 (30)キリスト.JPG
どちらかというと、日本では馴染みの薄いイコンに取り組まれるというのもユニークだなぁと感じつつ、じっくり拝見しました。で、ギャラリーの奥には掛け軸(中央)と屏風(右)が。
2020.03.11有松孝雄作品展 (23).JPG
屏風は「南天」、掛け軸は「白蓮」。有松さんの日本画には紙に描かれた作品(紙本)と絹布に描かれた作品(絹本)とがありますが、「白蓮」は絹本。
2020.03.11有松孝雄作品展 (14)白蓮.JPG
行者橋の見るところ、絹本の方が多彩な濃淡を表現できるようです。次は日本画ですが、イコンと同様に板に金箔を貼って岩絵の具で描いた「コスモス」。
2020.03.11有松孝雄作品展 (11)コスモス.JPG
日本画の大きな特徴は対象の輪郭を描くことですが、こちらは紙本の「林檎」(部分図:額は割愛)。
2020.03.11有松孝雄作品展 (36)林檎.JPG
林檎の花は桜に比べると若干大きく、5弁の花弁が桜よりは離れていル印象ですが、その特徴が良く描かれていると感じました。最後は立ち姿の美しい有松さん。
2020.03.11有松孝雄作品展 (52).JPG
今回の作品展は15日で終了ですが、今度、どこかで仏像の修復や彩色のされるのであれば是非拝見したなぁと思いました。最後に、八坂神社南楼門の左大臣・右大臣の彩色も有松さんの手になるものとか。今度、じっくり観察に出掛けます!

参考:有松さんは、以前は京都市内で修業をされていましたが、現在は京都府与謝野町に在住。HP「寒山工房」のURLは以下の通りです。http://atelier-kanzan.jp/

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