本法寺のお庭を楽しむ!

先日、37期紫のYoukoppe(仮名)がご主人と上洛されましたので、25日に長谷川等伯筆の『大涅槃図』公開中の本法寺へご案内しましたので、その時の様子を。まずは、染井吉野を手前に配した多宝塔と本堂を。鳥居は摩利支尊天堂の物です。
2020.03.25桜井家上洛 (54)本法寺.JPG


叡昌山本法寺は上京区小川通寺之内上ルにある日蓮宗のお寺ですが、開山は日親。室町幕府6代将軍・足利義教の怒りを買い、熱した鍋を頭にかぶらされて「鍋かぶり上人」「鍋かぶり日親」と呼ばれたという逸話を持つお坊さんです。次は山門からの画像。
2020.03.25桜井家上洛 (52)本法寺.JPG
上の画像を撮影した場所の背中側には、表千家の不審菴・裏千家の今日庵が並んでいます。で、本法寺は珍しく東向きに本堂が建てられています。
2020.03.25桜井家上洛 (55)本法寺.JPG
1797(寛政9)年の建立ですが、 上の画像左には「光悦翁之松」との石碑があり、その右の銅像は長谷川等伯像。
2020.03.25桜井家上洛 (56)本法寺.JPG
長谷川等伯は、以前に桜をご紹介した塔頭・教行院(本堂裏手・堀川通側)に住んでいたと伝わっています。左手には筆を持ち、笠を上げて多宝塔を見上げる形になっています。
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次の画像は開山堂から見た本堂。染井吉野が綺麗です。
2020.03.25桜井家上洛 (59)本法寺開山堂から.JPG
次は、本堂に掛けられた本阿弥光悦・筆の扁額。本と寺は楷書・法は行書という字体ですね。
2020.03.25桜井家上洛 (89)本法寺.JPG
本阿弥光悦・長谷川等伯共に熱心な日蓮宗の信者さんだったのですが、残念ながら長谷川等伯の「大涅槃図」以下の文化財は撮影禁止ですので、本阿弥光悦の作庭と伝わる「巴の庭」。
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書院の東側から南へ曲がる鍵形の庭は、本来、三箇所に築山で巴紋を表現するので「三巴の庭」と呼ばれますが、現在は巴の形は分かりづらくなっています。
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上の画像は2つ目のつき山の前の枯瀧。その右横には光悦垣が配置されていました。
2020.03.25桜井家上洛 (80)本法寺光悦垣.JPG
また、庭の中央には、半円を2つ組み合わせて「日」を表した円形石が、またその右横には切石二よる10角形の「蓮」池があり、「日蓮」を表現しているとのこと。
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ただし、江戸時代末の『都林泉名称図会』には「日」の石は見えません。書院の縁側の突当りには、かすかに鶴を描いたことが分かる板絵もありました。
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上の画像は、縁側の奥から撮影したもの。手前に手水鉢が、奥に宝物館が見えます。最後は、縁側に続く小さな庭。中央奥に織部灯籠と光悦の蹲(つくばい)が写っています。
2020.03.25桜井家上洛 (69)本法寺.JPG
久し振りに東博の『大涅槃図』の洋犬(コリ―2頭)と等伯と伝わる人物を拝見できて、大満足!

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