小路・路地に不思議な名前がある訳は…@京都東山区六原学区。

4月10日に京都御所等での桜の画像をシリーズでUP!と思っているのですが、桜続きなのでチョッと変化球(笑)。行者橋、東大路通(東山通)に面した東山図書館を利用していますが、往復時は交通量の多い東大路通を避け、花見小路通&建仁寺境内を抜けて松原通から訪れています。が、実は松原通に入るたびに「こんなに詳細な通り名が必要なのか」と不思議に思う程、次々と妙な道路標示(以下、銘板)に出くわすのです。
2020.03.09大原学区小路路地看板 (8)ろくろ小路.JPG


有名な「石塀小路:いしべこうじ」のように、(原則的に)京都の道路で「小路:こうじ」というと「大路(おおじ)等の車両が通行可能な道路と道路の間に作られた、民家の中を通り抜けられる小道」を意味します。最初の「ろくろ小路」を少し広く写すとこうなります。
2020.03.09大原学区小路路地看板 (7)ろくろ小路.JPG
一見、行き止まりのようですが、実は通りぬけ可能です。次は通り抜けられる様子が少し分かりやすい「樋口小路」。「ろくろ小路」の斜め向かいです。
2020.03.09大原学区小路路地看板 (12)樋口小路.JPG
次は、上の画像左側に写っている京都市広報板と「樋口小路」の銘板の大写し。広報板下部の「東山区轆轤町」という町名にご注目下さい(笑)。
2020.03.09大原学区小路路地看板 (13)樋口小路.JPG
六原学区は六波羅蜜寺・六道珍皇寺を含む地域で、平安京の火葬地・鳥辺野(とりべの)の入口にあたり、この近辺は死体捨て場だったので髑髏町(どくろちょう)と呼ばれていたのが轆轤町(ろくろちょう)となったと言われています。「ろくろ小路」もむべなるかな。次は六原学区の図。
*次の図は京都市情報館のHPから転載させていただいています。(c) City of Kyoto. All rights reserved.
10rokuhara2.png
京都市街中央部では「辻子・図子:づし」)や「突抜:つきぬけ」とも呼ばれる「小路」に対して、こちらも有名な「あじき路地」のように「大小の道路から折れて入る民家の間の細い通路で行き止まり(袋小路)になった小道」は「路地:ろうじ」と言います。次は「一二三路地:ひふみろうじ」。
2020.03.09大原学区小路路地看板 (5)一二三路地.JPG
この「一二三路地」には「格子戸」が付いています。次がその様子ですが、京都には、こうした1軒の民家の入口に見える小道の奥に、実は数軒のお家がひそんでる(笑)「路地」が多数あります。
2020.03.09大原学区小路路地看板 (4)一二三路地.JPG
実は東山区全体は高齢者比率・空き家率が高く、六原学区は狭い小道が約90と多いので、防災のために「小路・路地」の命名・銘板の設置を進めてきたそうです。次は一般的な「路地」の「笑い路地」。
2020.03.09大原学区小路路地看板 (11)笑い路地.JPG
災害時の通報や初動対策として小道に名を付け、避難路の認識を高め周知徹底を進めてきたのは、六原学区自治連合会・六原まちづくり委員会(防災まちづくり部会)です。次は「いなり路地」。
2020.03.09大原学区小路路地看板 (3)いなり路地.JPG
こちらはパッと見「小路」のようですが、実は奥が駐車場で金網のフェンスの先は崖!(笑)。なお、公募した中から町内会長中心に名称を決め、町内会長・防災部長で設置場所を検討して、結局、学区内に約100の銘板を設置したそうです(「ふれあい坂」等もあり数が増加)。「路地=袋路・小路=二方向避難可」と統一されているので、火災時等に「入って良い小道か、そうでない小道か」が判別できる訳です。いや、知らんかった!

参考:銘板は陶芸作家・小川文齋さんという方の作で、京都府建築士会等の協力を得て銘板を設置したそうです。以下に、他の「路地・小路」の一部をランダムに挙げておきます。
路地:いちょう路地・南天路地・八軒路地・石畳路地・やくし路地・山崎町334路地・てっちゃん路地・北向地蔵路地・片山路地、等。
小路:狸小路・出世小路・川瀬小路・開睛館東小路・うらんちょ小路・ののさん小路・紅(くれない)小路・やくし小路・宝福小路・北薬小路、等ですが、やくし小路・やくし路地は紛らわしくないのかなぁ(笑)。

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