京都府立植物園・桜品種見本園の桜③。

京都府立植物園・桜品種見本園の桜シリーズのラストです。まずは馴染みの「大島桜」。日本の桜原種11種の内の1つで、染井吉野の片方の親として有名。大きな花は芳香のあるものが多く、葉っぱは桜餅に使いますね。
2020.04.02京都府立植物園 (149)大島桜.JPG


次は「紅笠」。1961(昭和36)年に糸括(いとくくり:八重咲・淡紅色)と里桜(詳細不明)の自然交雑の実生苗から、翌々年に選抜された品種だとかで、 浅利政俊さん(北海道松前町の元・小学校教員だったとか)の作出とされるようです。
2020.04.02京都府立植物園 (122)紅笠.JPG
続いては「長谷房桜:はせふさざくら」。詳細不明です。ピン甘画像で申し訳なし。
2020.04.02京都府立植物園 (125)長谷房桜.JPG
次は「雨宿:あまやどり」。元、東京の荒川堤での栽培品種で、葉陰で長い花柄から垂れ下がるように花が咲く様子を雨宿りたとえたとか。白妙と類似した品種あるいは同種という説あり。共に八重・白色。が、白妙は花柄が短いとも。
2020.04.02京都府立植物園 (131)雨宿.JPG
こちらは「佐野桜」。京都の桜守・佐野藤右衛門さん(当代=16代だと思いますが、不明)が広沢池の山桜の種を播いて育てた実生苗約1万本の中から選んだ半八重品種で、1956(昭和31)年に牧野富太郎が命名。
2020.04.02京都府立植物園 (135)佐野桜.JPG
次は「兼六園熊谷」。原木は金沢市・兼六園にあり、江戸時代に水戸藩から贈られた桜とか。呼び名は明治初期かららしく、一重・半八重両方がある薄紅色の花は縁の色が濃く、葉っぱは最初赤茶で次第に緑になるとか。
2020.04.02京都府立植物園 (140)兼六園熊谷.JPG
こちらは「御室有明:おむろありあけ」。ご存知、仁和寺(御室御所)酒井内に数多く植えられている品種ですね。花は一重・八重の両方があります。
2020.04.02京都府立植物園 (151)御室有明.JPG
次は「天城吉野」。三島市・国立遺伝学研究所で植物遺伝学者・竹中要(よう)博士が、大島桜に江戸彼岸を交配して作出・育成した品種。竹中博士は、染井吉野が同じく大島桜と江戸彼岸の雑種だと裏づけたことで有名。天城吉野は江戸彼岸の血が濃いのか、染井吉野より小ぶりの花。
2020.04.02京都府立植物園 (159)天城吉野.JPG
そして、最後は「八重山古志」。行者橋は「八重山・古志」と読み、八重山にも桜が…と思ったのですが、「八重・山古志(やまこし)」でした。大山桜か山桜の変異首都考えられているようです。
2020.04.02京都府立植物園 (163)八重山古志.JPG
2004(平成16)年10月の新潟県中越地震で山古志村は土砂崩れで全村避難したので、この桜も消滅したと考えられていた品種ですが、園芸愛好家らの間で栽培されていたことが分かり、復興支援ボランティアの手で約4年ぶりに村に戻ったそうです。以上で、京都府立植物園・桜品種見本園の桜シリーズは終了。

*結局、京都府立植物園は5月6日まで休園と決まりましたので、遅咲きの桜は観ることができなくなりました。残念ですが、やむを得ない措置ですね。

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