臨時休業相次ぐ中で、「二十三や」閉店のお知らせが!

新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言が延長され、多くのお店が臨時休業を継続しているのは、皆様、ご存知の通りですが、先日(6日)、四条通の高瀬川を越えた所のお店に、「創業文政五年 本年で一九八年続きました二十三やは 本日をもちまして閉店する事となりました。長きに渡りご愛顧いただき 誠にありがとうございました。店主 従業員一同」という貼紙が。
2020.05.06二十三や閉店 (2).JPG


いや、最初は閉まっていたシャッターの上に貼紙が見えたので、臨時休業のお知らせだとばかり思い、詳細を読んでみようと近づいてみたら、最初の画像の通りの文面だったのです。
2020.05.06二十三や閉店 (1).JPG
行者橋は6日に気付いたのですが、貼紙には日付が無く「本日」が何月何日のことか不明です。まぁ、最近のことには違いありません。次はありし日のお店。
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*画像は、四条繁栄会商店街振興組合のHPから転載させていただいています。
貼紙にあるように、「二十三や」は文政5(1822)年創業の櫛(くし)専門店。梳櫛(すきぐし)の事を中国・唐(とう)から来たので唐櫛(とうぐし)と言ったそうで、10+9+4=23で「二十三や」。次は「唐櫛」の例。
kind-taketou.jpg
*画像は木祖村役場(長野県木曽郡)のHPから転載させていただいています。
同HPによれば、中国からの伝来品で細竹を糸で密に組んだ梳櫛で「竹唐櫛」とも言ったそうです。歯の部分に黄楊(つげ)等を、その他の部分に違う木や竹で作った挽唐(ひきとう)という櫛もあるとか。こちらは、いわゆる黄楊の櫛。
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*画像は「かづら清老舗」のHPから転載させていただいています。
四条通石段下の「かづら清」は椿油が有名。また、四条通寺町東入ルに「十三や」もありますが、「くし」は「苦死」につながるので避けている訳ですね。次は「二十三や」の看板。揮毫をされた方の詳細不明です。
2020.05.06二十三や閉店 (3).JPG
舞妓さんはじめ日本髪を結う方々は寂しい思いをされることでしょう。 行者橋はかつて1度だけ娘の指示に従って「二十三や」で黄楊の櫛とケースを買ったことがあるくらいですが、操業200年を前にしての閉店は、お店の方ならずとも残念なことです。

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この記事へのコメント

narahimuro
2020年05月09日 17:04
行者橋様へ
文化、文政と言えば徳川家斉の治世の時で
江戸文化の爛熟期で町民文化最盛期でしたね。
我が家の遠い先祖も奈良奉行所の近くに住んでいた
時です。
このような、連綿と続いた老舗が廃業されるのは
何か理由があるのでしょうか。
四条通では芸舞妓さん御用達の幾岡屋さんや
切通しに続く細道にあった芸舞妓専用の喫茶店も
廃業されています。コロナとは関係がないようですが
後はどうなるのでしょうか。
行者橋 渡
2020年05月09日 18:54
narahimuro様、コメント有難うございます。ご承知の通り、京都には明治以前に創業したお店が山ほどありますが、今回の新型コロナウイルス感染拡大とそれに続く非常事態宣言には、かなりのダメージを受けていらっしゃると思います。ただし、現在、街中で閉店・廃業されているお店の状況・事情は不明で、narahimuro様がご指摘されたお店の詳細も分かりません。お店の方の高齢化や後継者問題等もあると思うのですが、現在の事態が拍車をかけているようには思います。
AK
2020年05月09日 20:57
残念です。
当方、仕事の関係で金沢市に転勤し2年目。温かい人々が多く住みやすい良い街ですが、今回のコロナの特定ナンとか県に指定され、ここ数年の観光開発、知事の発言への反感、さらに県と金沢市の芸妓への支援金がネットで大炎上のようで、よそ者としては居心地の悪い気持ちで暮らしています。皆が皆があんなに観光客やよそ者に排他的で罵詈雑言を浴びせる人ではないことは一年間の片町(金沢の繁華街)、石引(金沢大学、金沢美大城下町)巡りで知っていますが…。(金沢の盛り場、大学町の飲食店主は能登地方、富山、新潟県上越、愛知出身の「よそ者」が多いと知った)
兼六園へ徒歩10分の場所に住んでおり、週末の県民無料開放の日には足しげく通っておりましたが、4月末に準地元紙の北陸中日系メディアや一部の市民が騒ぐので閉鎖されてしまい、寂しい日々です。
こういう時期は本音が出るのかと感じつつ、なんとも辛い。
さらに踏ん張っていた伝統産業、高齢の自営業者がこれを機に辞めてしまう、閉業ラッシュとなるのはいたたまれません。
行者橋 渡
2020年05月09日 21:40
あらぁ、AK様は金沢に在住でいらっしゃいましたか。金沢は、大学受験の時に志望校の1つに金沢大学を入れていました。希望する専攻の関係と当時はお城の中にキャンパスがあったことで、かなり真剣に考えたのですが、諸般の事情で四国から近い広島に決定しましたが。

また、この3月28日にクラブツーリズムのツアーで、金沢日帰りを予定していたのですが、直前に大阪からの移動が制限されて、ツアー自体が中止になってしまいました。行者橋は京都から乗車予定だったのですが、大阪発のツアーだったのでOUTでした。それまでに金沢には2回ほど行っていましたので、今回は金沢21世紀美術館と金沢おでんをメインにコースを組んでいたのですが、宙に浮いてしまいました。

金沢での様々な状況は知りませんでしたが、不自由な生活を強いられているために、どこかに不満のはけ口を作ってしまう人が出て来てしまうのでしょうね。金沢も伝統産業が盛んな街ですので、色々と余波が大きいのでしょうね。

行事や映画に行けないのは残念ですが、行者橋は元々1人住まいの自炊生活ですので、自宅に居る時間は圧倒的に増えましたが、不便・変化は比較的少ないので、買い物ついでにチャリチャリしつつ、まぁ何とか感染しない&感染させないよう過ごしています。現在一番困っているのは、図書館が閉鎖されていて、本の貸出しが無いことです。

早く、ワクチンかお薬が出来てほしいと心から思います。
AK
2020年05月11日 01:11
金沢に来られる計画があったのですね。そういえば私の高校のクラスメートでも金沢大学と広島大学を考えていた人がいました(結局行ったのは島根?だったか?)。
金沢大学=金大、今は医学系を除いた大部分が人間よりも熊さんとお友達になれそうななかなか相当の山奥に移転しておりますし、私大も山間地に多いのですが、他所から赴任してこられた先生らは山間地よりは街中に住んでおられる方が多いようで、今でも中心部には大学の先生の溜まり場になっている喫茶店、バーございます。
1970安保の政治動乱と関連しますが、京都にあった「ほんやら洞」、岩国にあった「ほびっと」に関連するお店「もっきりや」さんというところが今でも健在です。(行きたいのですが、難点はタバコの煙…)

おでんのコースは決まっておられたのでしょうか?おすすめは金大病院近く石引の「若葉」さんで、ここはかつて1960年代後半に近所に住んでいた五木寛之氏が通っていた店ですが、今は2002年大河ドラマの主演俳優がしょっちゅう来ているそうで、「◯◯さんは石引に住んでいる」とまで言われております(笑)。あいにく二、三週間に一度は行っている近隣住民の私は遭遇したことがないのです。しかし、そんな大有名人達が来るのにサイン色紙をジャラジャラ飾っていないのです。日本酒が福正宗しかないのが難点ですが、おでん&茶飯が最高です。近所の住民の中には老人の方から学生さんまで毎日通う人、お鍋を持って買いに来る方もおられ、地元色強い良いお店です。(金沢駅から片町まで拡がる中心繁華街にあるおでん屋さん群も良いお店多いですが、新幹線開通以降は地元客が入れなくなり、昨年の台風で新幹線が一時不通の際には東京の客が来ないから閉めている店があったり、いくつかの人気店は冬季は二、三時間待ちなどという話を聞く有り様でした。)
行者橋 渡
2020年05月11日 11:22
AK様、コメント有難うございます。「ほんやら洞」「ほびっと」、懐かしい名前です!「ほびっと」には行ったことが無かったのですが、「ほんやら洞」は学生時代に同志社大学に進んだ(高校時代の)友人と何度か行き、京都生活を始めてからも、1度行きました。その3年後くらいにお店が火事になり、驚いたことを覚えています。京都では、同じ友人が荒神口の「シアンクレール」や吉田山の「白樺」に連れて行ってくれた記憶があります。

行者橋の大学時代は国鉄の運賃が安く、広島から京都や東京に何度も出かけました。大体は博物館通いのためだったのですが、当時、永島慎二という漫画家のファンだったので、早稲田大学に行った同じく高校時代の友人に、その漫画に登場する新宿の「風月堂」を案内してもらったりしたものです。

幻となった金沢日帰り旅行では、短い時間の中で金沢21世紀美術館に行く都合上、おでん屋さんは駅のビルの中で、空いている所があれば…という感じで考えていました。かにめんと日本酒があればOKという心づもりでしたので(笑)。お薦めのお店「若葉」には1泊2日のチャンスがあれば、是非!

金沢のことを書いていたら、「中田屋」の青えんどうのきんつば・うぐいすが食べたくなってしまいます(笑)。無論、通販で買えるのですが、3個や5個で送料のことを考えると…。京都の百貨店の銘菓コーナーには無いのです。
AK
2020年05月16日 18:51
中田屋のきんつば、東京や横浜の高島屋だと諸国銘菓コーナーにて様々な種類の扱いがあったと思いますが、京都ではあまり扱いがないのですね。
実は現在金沢でも地場百貨店は全閉鎖中、駅ビルと名古屋資本の百貨店は食品スーパー部分のみ営業という状況で、中田屋さんも直営店の多くが休業中です。(特定警戒が解除されましたので地場デパートは月曜日に再開されますが)
たまたま東茶屋店(休業中)の洋菓子を本店(市北部にあります)で限定販売している、と見かけたので中田屋ホームページを見ましたら、なんでも5月中は配送料が無料だそうです。
実は中田屋さん、最近は製造を直営工場だけでなく、県下の菓子工場にもOEMで作ってもらっていて、私の郷里、福井県との県境近くの山間部にも下請け工場があります。影響は甚大であろうと案じています。
行者橋 渡
2020年05月16日 19:27
AK様、コメント並びにご教示有難うございます。京都の百貨店の諸国銘菓コーナーに、中田屋のきんつばの「うぐいす」(えんどう豆の緑色のもの)が無いのです。でも、確かに5月末日までは(1080円以上の買い物なら)送料無料の告知がありました。たまたま、今日・明日はお休みのようですので、少し検討してみたいと思います(笑)。うぐいす餡のきんつばと最中かな(笑)。