去年の…後祭山鉾巡行:鯉山@御池通:2019.07.24。

去年の…後祭山鉾巡行の巡行順3番目は、後祭山一番の鯉山です。まずは、山の上で巨大な鯉が龍門の滝を登る豪快な勇姿を表している、こちらの画像から。
2019.07.24祇園祭後祭山鉾巡行 (27)鯉山.JPG


祇園祭山鉾巡行の各山鉾はそれぞれに人目を引くのですが、この鯉山はかなり目立ちます。
2019.07.24祇園祭後祭山鉾巡行 (20)鯉山.JPG
前面に朱塗鳥居が、山の奥には朱塗の小祠を安置して素盞鳴尊を祀っています。山の上からは滝に見立てた白麻緒が下がっています。また、欄縁その他の金具は全て波濤文様に統一されています。
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宵山の記事で触れたように、山を飾る前懸・胴懸(2枚)・水引(2枚)・見送は16世紀にベルギー・ブラッセルで製作された1枚の毛綴を裁断して用いたことが分かっています(重要文化財)。
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現在の鯉山の懸装品は復元新調されたものですが、元のものはベルギー王室美術歴史博物館の調査で、図柄はホーマー作『イーリアス』物語の1場面「トロイのプリアモス王とその后ヘカベー(ヘキューバ)」を描いたと考えられるとのこと。
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対になるものとして、鶏鉾の見送と前田育徳会所蔵のタペストリーがあり、さらに焼失したものの東京・芝の増上寺も保有していたとか。で、次は籤改めの様子。
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上の画像の文箱(ふばこ)を持つ少年が正使。まずは、籤改めの場(寺町御池交差点の北東=京都市役所前)で副使が粽を渡します。
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続いて、正使が文箱に掛かった紐を扇子で解(ほど)き、奉行役の京都市長に籤を示し確認してもらいます。
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そして、登竜門の文字の入った扇子を掲げ、高く手を伸ばして鯉山の進行を促します。
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そのご、鯉山は粛々と河原町御池に進んで行きます。ということで、長い長い「去年の…」シリーズは終了です(この後の八幡山以降の巡行はは去年の記事をご参照下さい。今後は、以前通り、お休みを挟みながら続けていきますので、よろしく(笑)。

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