京都御苑の梅・最終版。

京都の街中では、まだ「あ、梅が咲いている」という感じでふと梅の香りが漂ってきたりするのですが、季節は桃・桜に移りつつありますので、今回が梅情報「のラストです(の予定)。で、京都御苑の紅梅・白梅ですが、最初の画像は「黒木の梅」越しに建礼門を。
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「黒木の梅」は丸太町通に面した堺町御門から入った正面の鷹司邸跡の西角、九条邸跡の北にある遅咲きの紅梅です。1本だけ独立しているので、とても目立ちます。
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元々は九条家の敷地内にあった紅梅が大正天皇即位の大礼に際して現在地に移され、その後枯れたので接木で復活したのが現在の「黒木の梅」でだとか。
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九条家は孝明天皇の后・英照皇太后=九条夙子(あさこ)が幼少時に過ごした家ですので、おそらく愛でたことでしょう。次は、烏丸通の面した下立売御門を入った所の紅梅。
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梅は他の木の花が余り咲いていない寒い時期に沢山の花を咲かせて、子孫を残そうという戦略(笑)を持った木ですが、次の画像を見ると納得されるはず。
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そして、梅林。今日の画像は3月7日に撮影したものですが、2月2日時点の様子をUPした時の画像と比較すると、満開状態に近い状態です。
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次は白梅の花の大写し。
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白梅が多く咲いてきていましたが、中にはかなりの紅梅の巨木も。
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こちらは1つの木に紅・白の花の両方が咲く、珍しい「思いのまま」という品種の梅でしょうね。
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北野天満宮では、元旦から厄除け玄米の入った瓢箪等のお飾りをつけた梅の枝を「思いのまま」と名付けて授与していますね。次の画像の紅梅・白梅は1つの枝から分かれています。
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最後は中山邸跡の白梅と紅梅。まずは門の左側にある大きな白梅。
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中山邸跡は幕末の公卿・中山忠能(ただやす)の邸宅跡ですね。次は、上の画像の白梅の花の大写し。
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中山忠能の次女・慶子(よしこ)が、1852(嘉永5)年に敷地内の産屋(借金で建てたとか)で後の明治天皇となる祐宮(さちのみや)を出産したので有名ですね。門の正面には紅梅が2本。
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次は、上の画像右の木の花の大写し。
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中山邸で育てられた祐宮は、5歳の時に宮中に入り、母・慶子の局に住み始めます。次は門の右側の白梅。
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祐宮は、1860年8月26日(万延元年7月10)に勅令によって准后女御・九条夙子(英照皇太后)の「実子」とされ、約1カ月後に親王宣下を受け、「睦仁:むつひと」と名付けらます。次は花の大写し。
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中山邸跡の門のそばはとても優雅な香りが漂っているので、とても気分が良くなります。ということで、本日は九条家・中山気のエピソードを交えてみました(笑)。

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