近江八幡:W.M.ヴォーリズの遺産を楽しむ・前篇。

4月初めに訪れた近江八幡紀行第4弾は「ウィリアム・メレル・ヴォーリズの遺産を楽しむ」です。本日はその前篇。W.M.ヴォーリズ(以下、ヴォーリズ)は、京都にも同志社大学の校舎等、多くの建築物を残していますが、何と言っても近江八幡が本家本元。ですが、この画像から。
2021.04.08近江八幡 (164)ヴォ―リーズ像.JPG


後ろが工事中なので白い幕がありますが、ここは「ヴォーリズメモリアルポケットパーク」という小公園で、向かいは「近江兄弟社発祥の場所『創の家:はじめのいえ』」の説明板があった近江兄弟社本社(メンターム資料館)。
2021.04.08近江八幡 (172)メンターム資料館.JPG
行者橋の世代にとって、近江兄弟社は「メンソレータム」の会社。が、現在、メンソレータムの商標・製造・販売権はロート製薬が保有しています。マスコットキャラクターはリトルナース。
Mentholatum.jpg

*上の画像はWikipediaから転載しています。
その結果、近江兄弟社は主原料・効能等がメンソレータムとほぼ同じ「メンターム」(正式名は近江兄弟社メンターム)を製造・販売しています。マスコットキャラクターはメンタームキッド。
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*上の画像は㈱近江兄弟社のHPから転載させていただいています。Copyright©2020 THE OMI BROTHERHOOD, LTD.
行者橋は漢文の授業で「兄(けい)たりがたく、弟(てい)たりがたし」の言葉を習ったからか、長い間、近江兄弟社は「けいていしゃ」だと思っていました。
2021.04.08近江八幡 (178)メンターム資料館.JPG
ワーナーブラザーズとかブルックスブラザーズとかありますから、OMI Brotherhood, Ltd.も「きょうだいしゃ」で不思議じゃないのですが。上の画像の少女は生花を持っています。
2021.04.08近江八幡 (169)ヴォ―リーズ像.JPG
ヴォーリズは聖書を持っていますが、英語教師として来日したヴォーリズはキリスト教伝道者・建築家・実業家・社会事業家なのです。で、今回の本題は建築。
2021.04.08近江八幡 (132)アンドリュース記念館.JPG
上の画像はアンドリュース記念館。ヴォーリズは1907(明治40)年に処女作の近江八幡YMCA会館を設計・建設したのですが、この建物は1935(昭和10)年に別の場所に改築された2代目。
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2代目の旧・近江八幡YMCA会館ですが、デザインは初代会館のイメージを踏襲しており、建物名は早世した大学時代の友人H.C.アンドリュースの父からの資金等で建築したことに由来するとか。
2021.04.08近江八幡 (139)左教会・アンドリュース記念館.JPG
アンドリュース記念館は煙突や十字架のような2階の窓枠が目を引きますが、㈱一粒社ヴォーリズ建築事務所 本社分室の看板がありました。で、上の画像は裏側と隣の教会。中央奥には礼拝堂らしき一角も。
2021.04.08近江八幡 (144)教会の施設か.JPG
そして、こちらが日本キリスト教団近江八幡教会。元々は、1889(明治22)年に新島襄他の宣教師の近江伝道がルーツの教会だそうで、1924(大正13)年にヴォーリズが設計した教会を建設。が、その後、火災で焼失。
2021.04.08近江八幡 (146)教会.JPG
上の画像の現在の建物は、1983(昭和58)年に一粒社ヴォーリズ建築事務所が建築したとか。アンドリュース記念館の道路の向かいには旧・近江兄弟社地塩寮が。
2021.04.08近江八幡 (140)地塩館.JPG
京都・東一条通にも赤い柱の建物「ちえんりょう」があった記憶が。この建物は、ヴォーリズが1940(昭和15)年に近江兄弟社の独身青年社員宿舎として建築したとか。
2021.04.08近江八幡 (142)地塩館.JPG
1984(昭和59)年に日本キリスト教団近江八幡教会が取得し、翌年改築されたとか。外観は建築当時のままの姿で、現在、1階は教会の集会・会議に使われ、2階は牧師さん家族の住居になっているそうです。

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