鑑真和上像のマツゲ&顎のヒゲ!:「鑑真和上と戒律のあゆみ展」@京都国立博物館。

中断していた京都国立博物館(以下、京博)での「凝然(ぎょうねん)国師没後700年 特別展『鑑真和上と戒律のあゆみ』」が12日から再開しましたので、それを寿いで(笑)この話題を。
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いや、実は再開せずに終ると思い、鑑真の命日にあたる6月6日にUPする予定でいたのですが(笑)。勿論、京博内の撮影はできませんので、ポスターの画像のみになりますが…。京博に到着すると、最初に道路沿いの巨大なポスターが目に入ってきます。
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次は、ポスターの鑑真和上像の顔部分の大写し。
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続いては、その背景の『東征伝絵巻』の一部(巻2第)。鑑真の伝記を絵巻化したものですね(絵:六郎兵衛入道蓮行、詞書:美作前司宣方他3人)。
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『東征伝絵巻』は1298(永仁6)年に鎌倉・極楽寺の忍性が作らせて、唐招提寺に施入した絵巻ですが、入場口手前にも巨大ポスターが。
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こちらにも同絵巻の一部(巻4)が。次が大写し。
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凝然は、1240(仁治元)年に伊予国(愛媛県)で生まれ、1321(元亨元)年に亡くなった東大寺の学僧とのことで、確かに没後700年!
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行者橋は、唐招提寺でも東京国立博物館でも拝見していますが、寺外での公開は12年ぶり、京都での公開は45年ぶりだそうです。上の画像左が会場の平成館とその手前にポスター!
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で、日本最古の肖像彫刻と言われる鑑真和上坐像(高80.1cm)ですが、睫毛(まつげ)・剃り残したような顎鬚(あごひげ)等の細かな表現が良く知られています。ここのポスターは実物以上にじっくり拝見できます(笑)。
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この坐像は、弟子の忍基が唐招提寺講堂の梁が折れる夢を見て、師・鑑真の死去が間近いことを知って造らせたものと伝わっています。睫毛クッキリ!
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脱活乾漆造(膝上で組んだ両手は木製)ですので、細かな表現が可能になるのですが、鑑真が没した763(天平宝字7)年頃の作と推定されています。実際にこういうお姿だったのでしょう。
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かつての唐招提寺御影堂での公開時には、毎回暗くて細かな所は分からなかったのですが、逆に本当に鑑真さんがいらっしゃるように感じましたね。
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上の画像の剃り残したような顎鬚は、館内でもクッキリ見えました。今回の特別展全体は多彩な展示物満載で実に見応えがあったのですが、坐像の後ろ側には回れず耳毛がハッキリとは確認できず残念でした(笑)。なお、2013(平成25)年にレプリカが造られ、開山堂に展示されていますね。

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