京都府立植物園の花・泰山北・黒種草・穂咲下野、そして時計草篇。

京都府立植物園の花シリーズ、最後は漢字名の花。最後に植物園のものでは無い花をオマケに。で、まずは黒種草(クロタネソウ)です。説明は後程。
2021.06.05京都府立植物園 (144)黒種草.JPG


で、次は泰山木(タイサンボク)。北米中南部原産のモクレン科モクレン属の常緑高木で、白い花、葉っぱの表は緑でツヤツヤ、裏はケバだった鉄錆色。近づくと良い香りが漂いますね。
2021.06.05京都府立植物園 (1)泰山木.JPG
アメリカ合衆国南部を象徴する花木で、ミシシッピ州とルイジアナ州の州花になっているそうですが、英語だと木蓮属はマグノリア。
2021.06.05京都府立植物園 (3)泰山木.JPG
行者橋は、木蓮や泰山木を見るとルイジアナ州が舞台となった映画『マグノリアの花たち』という佳作を思い出します(笑)。続いては、袋撫子(フクロナデシコ:Silene Ppendula Sibella Carmine)。
2021.06.05京都府立植物園 (6)袋撫子・シベラカーミン.JPG
シレネ・ペンデュラが学名、シベラ カーミンが品種名のようですが、2020年受賞品種とありました。赤い縦筋が入った、茶色で円筒形の萼筒(がくとう)が目立ちます。
2021.06.05京都府立植物園 (7)袋撫子・シベラカーミン.JPG
地中海次の画像の青い花は蝶々のようです。原産、ナデシコ目ナデシコ科マンテマ属ムシトリナデシコ種の落葉性越年草とのこと。そして、次がキンポウゲ科クロタネソウ属の黒種草。
2021.06.05京都府立植物園 (140)黒種草.JPG
学名(Nigella:ラテン語で黒の意味)からニゲラと呼ばれることも。南欧・中東・南西アジアに自生する一年草で、花の色は白・青・黄・ピンク・薄紫等と多彩。
2021.06.05京都府立植物園 (143)黒種草.JPG
原種の花弁は5〜10枚で、葉は細く裂けています。花後に結実して黒い種子ができるそうで、香辛料のブラッククミンシードはニオイクロタネソウ(匂い黒種草)ですが、その他は有毒だとか。
2021.06.05京都府立植物園 (142)黒種草.JPG
次は、穂咲下野(ホザキシモツケ)。バラ科シモツケ属の落葉低木。下野国(栃木県)で最初に発見されたのに由来する名前とか。
2021.06.05京都府立植物園 (169)穂咲下野.JPG
5~8mmの小さな5弁の淡紅色の花が密集して、(円錐花序が)長い花穂を作るので穂咲なのだそうです。普通のシモツケは(紫陽花のような)丸い花序です。
2021.06.05京都府立植物園 (168)穂咲下野.JPG
葉っぱは「!」の上の部分を逆さにした感じ(披針形:ひしんけい)で淵がギザギザで互生です。以上で、京都府立植物園の花はついに終了(笑)。オマケは時計草(トケイソウ)です。
2021.06.05京都府立植物園 (331)出町柳南・時計草.JPG
川端通の出町柳から少し南に下がった所の民家に咲いていました。英名のパッションフラワーも有名ですが、「情熱」では無く「受難」の意味であることも知られています。
2021.06.05京都府立植物園 (329)出町柳南・時計草.JPG
中南米の熱帯・亜熱帯域が原産地。基本的には蔓性常緑多年草。和名は3分裂した雌蕊を時計の長針・短針・秒針のように見える特徴のある花を咲かせることに由来する。
2021.06.05京都府立植物園 (333)出町柳南・時計草.JPG
passion flower は「キリストの受難の花」の意味。花の子房柱は十字架・3分裂した雌蕊が釘・副冠は茨の冠・5枚ずつの花弁と萼は10人の使徒・巻きひげは鞭・葉は槍と見立てたもの。元々の品種が多い上に、栽培品種は多種多様だそうです。

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