京都府立植物園の花・花菖蒲篇②。

京都府立植物園の花・花菖蒲篇の第2弾は「愛知の輝」(雑種)の画像から。花菖蒲とキショウブ(黄菖蒲:西アジアからヨーロッパ原産)の種間交配第一号品種(1950年頃・大杉隆一氏作出)だそうですが、三英花の小輪。以前に触れました(こちらをご参照下さい)が、黄菖蒲は明治時代から栽培されていた帰化植物。
2021.06.05京都府立植物園・花菖蒲 (55)愛知の輝(雑種).JPG


なお、小輪=10Cm前後・中輪=15cm・大輪=18cm・巨大輪(極大輪)=20cm以上とお考え下さい。また大きな花弁が3枚あるのが三英花、6枚なのが六英花、そのほかに八重等があります。
2021.06.05京都府立植物園・花菖蒲 (30).JPG
で、次は「朝日空」。 伊勢系で薄い藤色に白筋の入る波打った外花被が垂れ咲きの三英花で、小中輪。黄色が目立ちます。昭和の初期以前に育成されたとか(育成者不明)。
2021.06.05京都府立植物園・花菖蒲 (27)朝日空.JPG
次は「村祭」。長井古種(山形県長井市のあやめ公園に残るノハナショウブに近い江戸時代中期の栽培種)を元に改良された長井系、薄紫地に紫の脈が入る三英花、小輪。1988年・加茂花菖蒲園作出。
2021.06.05京都府立植物園・花菖蒲 (38)村祭.JPG
続いては「弥生鏡」。伊勢系、中央が薄いピンクで、外花被は藤色に青の混じる微妙&独特な色合いです(1968年・尾秀一氏作出)
2021.06.05京都府立植物園・花菖蒲 (31)弥生鏡.JPG
続いては「新世紀」。花菖蒲とカキツバタ(燕子花)との種間交配種。青紫が鮮やかな三英花、小輪(1992年・加茂花菖蒲園作出)。花弁の黄色が目立つ等、全体の感じは燕子花に近い感じです。
2021.06.05京都府立植物園・花菖蒲 (40)新世紀.JPG
次は「上総乙女(肥後系)。薄いピンクの垂れ咲き三英花、大輪。説明板には肥後系と見えますが、伊勢系との交配種とのこと。1968年・牧野善作氏作出(実際には平尾秀一氏作出らしいです)。
2021.06.05京都府立植物園・花菖蒲 (36)上総乙女(肥後系).JPG
次は「手拍子」。江戸系らしいのですが、詳細不明。とても特徴のある花なのですけどね。
2021.06.05京都府立植物園・花菖蒲 (34)手拍子.JPG
こちらは「神路の誉:かみじのほまれ」(伊勢系)。濃紫色の三英花、中大輪(1980年・静岡県掛川市の加茂花菖蒲園作出)。
2021.06.05京都府立植物園・花菖蒲 (43)神路の誉(伊勢系).JPG
続いては「胡蝶の舞」。肥後系、三英花・大輪。真ん中の立った花柱枝・内花被・外花被(両方、覆輪ぼかしというそうです)がクッキリと特徴的。
2021.06.05京都府立植物園・花菖蒲 (45)胡蝶の舞.JPG
次は白い「春眠(伊勢系)」。咲き始めは薄いピンクだそうですが、三英花・中輪(1953年・冨野耕治氏育成)。伊勢系って何だか繊細なイメージがします。
2021.06.05京都府立植物園・花菖蒲 (48)春眠(伊勢系).JPG
こちらは「業平:なりひら」の札が見えるのですが、NET上の業平はもっと赤紫で違う気もするので詳細割愛(笑)。
2021.06.05京都府立植物園・花菖蒲 (52)業平.JPG
続いては「江戸錦」。 江戸系、平咲きの三英花、中輪。白地に紅紫の脈が入り、鉾(花柱枝・中心部)は紅紫で、内花被が小さく、下に黄色。特徴的なのは縁が内側に巻いている点。
2021.06.05京都府立植物園・花菖蒲 (50)江戸錦.JPG
江戸花菖蒲の古花の1つだそうです。最後は、こちら。(赤・青)紫・青・藍・紺・白の花菖蒲の中に黄色があると、とても目立ちますね。
2021.06.05京都府立植物園・花菖蒲 (47).JPG
ということで、花菖蒲篇②は終了。

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