映画『1秒先の彼女』は、「人生にも閏日ってあるかも…」と思わせる夢のあるラブストーリーでした!

実に1年4カ月ぶりの映画紹介です(笑)。今回は台湾映画。行者橋、知りませんでしたが、台湾では2月14日のヴァレンタインデーよりも、旧暦7月7日の「七夕情人節:チャイニーズヴァレンタインデー」の方が重要なイベントなのだとか。で、作品はその七夕情人節を背景とする公開中(何しろ、京都だと試写会に行く機会がほぼ無いのです)の『1秒先の彼女』
640B.jpg
*画像は(C)MandarinVision Co, Ltd

主人公は台湾の郵便局で働くヤン・シャオチー(リー・ペイユー)。最初の画像のように、愛嬌のある可愛い顔とスラッとした容姿なのだが、仕事も恋ももう一つ冴えないアラサー女子で妄想癖あり(笑)。何をするにもワンテンポ早く、写真を撮ると必ず目を閉じたタイミングになる等、映画の初めは色々と小トラブルのエピソードが続きます。
640A.jpg
*画像は(C)MandarinVision Co, Ltd
次はモテモテの郵便局の同僚ペイ・ウェン(ヘイ・ジャアジャア)の画像。この女優さん、台湾棋院所属の囲碁棋士7段だそうで、NHK Eテレにも出演しているとか。タイプは異なりますが、行者橋、女優さんお2人共に好みです(笑)。
640C.jpg
*画像は(C)MandarinVision Co, Ltd
ある日、シャオチーは幸運なことにハンサム(だけどいかにも怪しげな)ダンス講師(ダンカン・チョウ)と七夕情人節にデートの約束を。しかし、翌日の朝、目覚めると昨日(七夕情人節)の記憶が無く、異様な日焼けが身体に。
640E.jpg
*画像は(C)MandarinVision Co, Ltd
で、失ったものが「記憶では無く、昨日そのもの」と気づき、シャオチーは交番に飛び込んで「私の失った昨日を探してくれ」と訴えるのですが、謎解きの旅に出ることに。その旅の途中、シャオチーは自分がパッチリ目を開いている写真を発見し、さらに探索を続ける展開に。
640F.jpg
*画像は(C)MandarinVision Co, Ltd
前半部分を観ていた時は「アラサー女子の頓珍漢な妄想コメディ」かと思っていたのですが、(それまでに登場していた)郵便局に毎日現れ手紙を出す男性ウー・グアタイ(リウ・グァンティン)が、どうも微妙に謎のカギを握っているらしい気配に。
640D.jpg
*画像は(C)MandarinVision Co, Ltd
で、映画の後半は、一転して常にワンテンポ遅い男性ウー・グアタイ(リウ・グァンティン)のエピソードが描かれ、バス運転手の彼がメインとなって話が展開していくのですが、この先はネタバレになるので割愛。
640K.jpg
*画像は(C)MandarinVision Co, Ltd
グアタイのカメラが大きなポイント。この役者さん、美男子という感じでは無いのですが、誠実な役どころをうまく演じています。
640G.jpg
*画像は(C)MandarinVision Co, Ltd
そして、意外や意外、シャオチーの謎解きの旅とグアタイの行動が描かれていくと、両者のテンポのギャップが大きな意味を持つ伏線になっていて、「人生にも閏日(うるうび)があるかもしれないなぁ」と思わせられ、さらには父親のエピソードも交えた伏線回収が面白い、ファンタジー感あふれる恋愛作品でした(原題:消失的情人節 My Missing Valentine)。

◆『1秒先の彼女』(2020年・台湾映画・119分・監督:チェン・ユーシュン・配給:ビターズ・エンド・2021.06.25公開〔最近観た映画から-№56〕

この記事へのコメント