改めて、渋谷の岡本太郎の大作「明日の神話」を眺めたら。

久し振りに東京の話題です。まずは岡本太郎の大作壁画「明日の神話」をできる限り幅広く撮影した画像から。この壁画は、JR線渋谷駅と京王井の頭線渋谷駅を結ぶ連絡通路(マークシティ内)にあります。
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岡本太郎の代表作は、1970(昭和45)年の日本万国博覧会(通称:大阪万博)のために制作した「太陽の塔」ですが、「明日の神話」は「太陽の塔」とほぼ同時期の1968(昭和43)年から翌年にかけて制作されたそうです。
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*画像はWikipediaから転載しています。
元々はメキシコのホテル用に制作したものだそうですが、依頼主の経営悪化でメキシコのホテルが未完成のまま放置されたため、「明日の神話」も納品はされたものの行方不明になったとか。こちらが右半分。
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画面の高さは5.5m、幅は30mという巨大な壁画ですが、テーマは明らかに原子爆弾。原爆が炸裂して生み出される悲惨な状況とそれを乗り越えて生きようとする人々が描かれています。こちらが左半分。
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上の画像左(白い部分)が原子爆弾の中心部分ですが、メキシコという土地柄を意識したのでしょう、骸骨が描かれています。足元からは炎が噴き出し、左上には黒い雲が広がっています。次は右上からの画像。
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上の画像の炎の中には身体を焼かれる人々の姿が描かれており、右端には船も。おそらく「第五福竜丸」の悲劇が想起されたのだろうと思います。この「明日の神話」は2003(平成15)年に発見されたました。
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しかし、大きなダメージを受けていたので3年間かけて修復され、2008(平成20)年にこの場所に設置されたものです。そうした事情とは無縁に、人々は通路を通り過ぎ、スクランブル交差点も多くの人で賑わっている渋谷です。

補足:その後、TV放送で知ったのですが、この「明日の神話」は、現在、メキシコ・オアハカという町に住んでいる竹田鎭三郎(たけだ しんざぶろう)という画家が、岡本太郎の助手をされていた頃に、岡本太郎が6mの原画を持ってきて、「これを36mの壁画にしろ!」と言われて制作したとか。この壁画の修復にも、竹田さんの尽力があったから成しえたそうです。

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