鳳凰といっても…。

さて最初に問題です(笑)。想像上の動物、鳳凰(鳳と凰は雌と雄)は今生に平和と幸福をもたらす瑞鳥とされていますが、この鳳凰のあるお寺はどこでしょうか。
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「宇治の平等院鳳凰堂」と考えられた方、残念でした。こちらが平等院鳳凰堂です。
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鳳凰堂は屋根(棟)の端、棟に平行に立てられています(現在、棟上にあるのはレプリカで、本物=国宝は鳳翔館にあります)が、最初の画像の鳳凰は棟の線に対して直角、棟の真ん中に立っているのがお分かりになると思います。実はこれは即成院(そくじょういん)というお寺です。即成院は泉涌寺の塔頭(たっちゅう)の1つで、泉涌寺総門の手前にあります。
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画面右手が泉涌寺総門、左手が即成院で門の上に鳳凰が見えます。門の扉の左右にも鳳凰が彫られています。
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実は10月2日に「東山区民ふれあい文化財観賞会」という4つのお寺(泉涌寺・即成院・雲龍院・智積院)が1000円で拝観できる超お買い得な催しがあり、行者橋、参加してきた次第です。
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東山区民で良かった!(笑:実際には京都市民であればOKのようでしたが…)さて、この即成院、『平家物語』の“扇の的”のエピソードで有名な那須与一宗高のお墓があるので、地元の人々には「那須の与一さん」という通称でも知られています。本堂の奥にそのお墓がありますが、巨大な石の宝塔です。
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この即成院には平安末期の定朝(じょうちょう)工房の仏師たちの手になる阿弥陀如来像・観音菩薩像が合わせて25体あるのでも知られています。平等院鳳凰堂の阿弥陀如来・雲中供養菩薩と同様に“来迎:らいごう”の様子を立体化したといえる仏像群です。本堂内の写真は撮れませんので、ポスターで勘弁して下さい。
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阿弥陀様の横の観音菩薩さまが大和座り(正座)をしているのが特徴的です。大原三千院にも同じスタイルの像がありますね。ここでは10月の第3日曜日に「二十五菩薩練供養大法会」という催しがあります。今年は17日ですが、お稚児さんと呼ばれる子供が観音様になって、境内にしつらえられた渡り舞台の上を歩くものです。確か、東京・世田谷の九品仏かどこかでも数年おきに実施していたはずです。ピン甘の画像ですが、こんな感じです。
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その様子はまた取材してご報告したいと思いますが、すでに渡り舞台が用意されていました。
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ということで、この後、泉涌寺他の見学に回ったのですが、今回はこれまで。最後にもう一度、鳳凰を。
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ちょうどジェット機が通過していたので飛行機雲をあしらって(笑)みたのですが、ピントが…。撮影の腕を磨きます!

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