京都市美術館のインテリアデザインはモダンでシックです…:京都の近代建築№07。

卒業生のお父様の参加している新芸術展が開催されているので、岡崎公園・平安神宮の大鳥居の所にある京都市美術館に入ってきました。建物の画像は後に譲って、最初は館内2階、中央の階段上の天井にあるステンドガラスの画像から。
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さて、建物ですが、この鉄筋コンクリートの建物の上に、和風の屋根が付いた様式は帝冠様式と呼ばれます。昭和初期、1930年代に流行したものです。東京だと、九段会館や東京国立博物館本館を思い出していただけば、ご理解いただけるでしょうか。
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1933(昭和8)年に竣工・開館したのですが、1928(昭和3)年に京都で行われた昭和天皇の即位の礼を記念して建築が企画されたため、当初は“大礼記念京都美術館”だったそうです。その名残が門柱のプレートに残っています。
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“京”・“美”・“館”の字が時代を感じさせます。そしてその上には、明らかに「大禮記念」の文字があったと思しき痕跡が…。次は正面の画像です。
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この建物は「日本趣味」を基調とするというコンセプトのもとにコンペティションが行われた結果、前田健二郎という人の案が採用され、それを基に京都市建築課が最終設計図を作ったとのこと。次の画像の千鳥破風なんて大阪城かと思ってしまう状態です。
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4年後に東京国立博物館本館ができたのですが、こちらは「東洋趣味」を基調にしたそうです。そう言われれば…。

外観で色々とコメントしたいことも多々あるのですが、涙を飲んで割愛。これが入り口正面の階段です。このパターンは東京国立博物館本件でもお馴染。
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階段の手すりの端には、日本庭園にありそうな燈籠型のライトが…。
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興福寺の龍燈鬼・天燈鬼を思い出してしまいます(笑)。また、壁のライトが実にモダン&シックです。
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天井からのライトも、これはこれで同じくモダン&シックです。“大正デモクラシー”の名残りを感じます(笑)。入ってすぐの左右の窓のステンドガラスもモダンな構成ながら、微妙に渋みを感じさせる色合いです。
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こちらが最初の画像の全体像です。
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応接室のドアにも、葡萄のレリーフが…。
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こうした細工が、1930年代を感じさせるところですね。モダンなのだけど、妙に重厚!

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