“見ざる・聞かざる・言わざる”の蒟蒻をいただく!@八坂庚申堂。

この冬のJR東海「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンのポスターは、二年坂方向から八坂の塔(法観寺)を見降ろす八坂通の光景ですが、その八坂の塔のそばに八坂庚申堂(こうしんどう)という小さなお堂があります。1月6・7日にはお猿さんの形をした蒟蒻焚き(こんにゃくだき)が振る舞われます。まずはその蒟蒻から。
画像


お猿さんに見えない!という声も聞こえてきそうですが(笑)、まぁ納得して下さい。庚申とは干支(えと)の“かのえさる”のことで、60日(年だと60年のいわゆる還暦)毎に巡ってきます。これが八坂庚申堂の正面ですが、門の屋根の上にご注目下さい。
画像
こちらがその拡大図ですが、いわゆる“見ざる・聞かざる・言わざる”の3匹の猿です。
画像
次の画像は境内の様子です。中央のカラフルな物体(笑)は、“くくり猿”で、左が蒟蒻を振る舞って下さるテントです。
画像
これが蒟蒻を出して下さっているところですが、蒟蒻は北を向いたまま無言で食べなければいけません(笑)。
画像
八坂庚申堂で蒟蒻を振る舞うのは、開祖の僧・浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)が父の病の治癒祈願に蒟蒻を捧げたところ、見事に治ったという言い伝えからです。一方、猿の方は庚申の「申」の字にちなんだものですが、本堂の前にも“見ざる・聞かざる・言わざる”の3匹が。
画像
次の画像は本堂側から見たものですが、八坂の塔が背景に見えますので、一関係が良く分かると思います。
画像
境内にはお守り(小)と軒先に掛ける(大)“くくり猿”が販売されています。次の画像は、八坂通を東大路通側から見たところです。八坂庚申堂は画面奥の右手になります。
画像
良く見ると、様々なお店の軒先にはチャンと“くくり猿”が下がっています。この“くくり猿”は奈良の「ならまち」でも数多く見かけますね。
画像
江戸時代、庚申の日の前夜に人の体内にいる“三尸の虫(さんしのむし)”が寿命を支配する天帝にその人の悪行を報告しに行くので、それを阻止するために寝ずに夜を過ごすという「庚申待ち」という習慣が生まれました。落語 にもあります。お伊勢参り等と同様、宗教の形を借りた娯楽だったのかもしれません。

蛇足:八坂庚申堂の“2013年・庚申の日”は以下の通りです。11時&午後3時頃から、蒟蒻が振る舞われます。2月23日(土)・4月24日(水)・6月23日(日)・8月22日(木)・10月21日(月)・12月20日(金)ですが、2月・6月が曜日的には良さそうですね。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
かわいい

この記事へのコメント