猪の神社が護王神社なら、猪のお寺は禅居庵摩利支天堂でしょう!…(笑)。

仏教の世界で“天”とつくのは、元々、バラモン教等の仏教以外の宗教の神様が取り入れられて仏法の護法神になった方々(笑)なのですが、摩利支天(まりしてん)もその“1人”(本当は1柱でしょうね)です。その摩利支天を祀る建仁寺の塔頭・禅居庵摩利支天堂には狛猪が群れています(笑)。
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陽炎(かげろう)を神格化したとされる摩利支天は、猪に乗った2臂(ひ:手が2本)の像が多いのですが、ここの摩利支天像は3面6臂で、実に7頭もの猪に乗っています。こちらが、八坂通に面した摩利支天堂正面。
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建仁寺境内地の南西隅にある摩利支天堂は、南は八坂通に西は大和大路通に接しています。門を潜(くぐ)ると、こんな光景。左右の狛猪が幟(のぼり)に隠れています。
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左右で“阿吽:あうん”の対(セット)もあれば、そうでない対もあるのですが、上の画像の向かって左側、黄色い幟に隠れていた猪がこちら。
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足の包帯のように見えるのはお御籤ですね。お寺では摩利支尊天と呼んでいますが、ここでは摩利支天で通します。拝殿部分の屋根に掛けられた灯りにも、ちゃんと猪が。
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以下、左右の猪をUPすると画像が多くなり過ぎるので、以下は片方だけを。次は、拝殿横の向かって左の猪です。
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手水舎では銅製(だと思います)の猪が水を吐き出しています。鬣(たてがみ)が殊の外、立派です。
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実は、ここを訪れた10月20日は禅居庵の大祭の日で、非公開の摩利支天像は開帳になり、採燈大護摩供等が行われるのです。で、こちらは大和大路通に面した西の門の画像。左右に狛猪が見えています。
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こちらが向かって左の猪。目が穴なのが印象的ですが、前足の造形にそこはかとない、いじらしさが…。
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門を潜ると絵馬が。当然、、猪の絵なのですが、建仁寺法堂(はっとう)の天井画「雲龍図」を描いた小泉淳作画伯の手になる絵のようです。猪の神社・護王神社(こちらをご参照下さい)にも、猪の絵馬がありましたね。
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摩利支天を祀るお寺には猪がいるのですが、猪といえば西の護王神社、東の禅居庵ですね(笑)。絵馬の傍にも立派な牙が目立つ狛猪が。奥には最初の猪のいる小屋があります。
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そして、最初の画像の狛猪の下には“ウリ坊”姿のお御籤がズラリと並べられています。こうしてみると、可愛さ100倍(笑)。
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これが、採燈大護摩供会場の準備の様子。行者橋は、京都産業大学むすびわざ館で行われる“天台聲明”を聞きに行くため、この画像だけを撮って移動したのです。
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毛利元就をはじめ戦国期の武将の間には摩利支天信仰がありましたが、実体の無い陽炎は捉えられない・焼けない・濡れない・傷つかない等の特性があり、大きな力を持っていると考えられたからでしょう。来年は、チャンと採燈大護摩供を見なくては…。

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