大ヒット作の映画『君の名は。』なのですが、65歳のおっさんにはどうしても気になる点が…。

ここ45年くらい、平均すると年間に180本前後、映画を観ている行者橋なのですが、観終わっていつも疑問にとらわれるジャンルがあります。それがタイムワープ(タイムトラベル)物です。現在、異常な人気と言っても良いのではないかと思われる『君の名は。』でも、やはり…(笑)。
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*画像は(C)2016「君の名は。」製作委員会

まだご覧になっていない人も多いでしょうから、致命的なネタバレにならないか心配ですので、大胆に端折った形で、ともかくあらすじの一部をご紹介し、行者橋の疑問を呈しておきます。

1カ月後に、1000年に1度の彗星がやって来る日本が舞台で、主人公は山深い田舎町に住む女子高校生・宮水三葉(声:上白石萌音)と東京で暮らす男子高校生・立花瀧(声:神木隆之介)の2人。三葉は田舎の環境や風習に嫌気をが差し、東京での生活に憧れる日々を送っていますが、ある日、自分が男の子になる夢を見ます。
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*画像は(C)2016「君の名は。」製作委員会

一方、瀧もある日、行ったこともない山奥の町で自分が女子高校生になっている夢を見ます。こうして、不思議な夢の日々が繰り返され、2人は混乱・困惑しながらも入れ替わってしまうという事態の把握のために様々な努力をします。この間、スマホにメモをすることで状況を理解していこうとするあたり、いかにも現代的です(笑)。
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*画像は(C)2016「君の名は。」製作委員会

その後、紆余曲折あって、2人は互いの生きている時間と空間を認識するのですが、ここでタイムワープが出てくるのです。で、大雑把かつ強引に結末にふれると、まぁめでたし…という展開になるのです。お許し下さい、これ以上書くとこれから映画を観る方に叱られますので。ただし、彗星の出現が大きなポイントになっています。
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*画像は(C)2016「君の名は。」製作委員会

が、行者橋の疑問は、瀧が1度既に見てしまった現実のその後はどうなってしまうのか、という点です。こうしたタイムワープ(タイムトラベル)物の矛盾はとても有名な問題で、タイムパラドックスと言います。これには、様々な解釈があります。パラレルワールドという形で、時間・空間がいくつもに分かれる等という考え方もあります。

では、あっちの世界は…という疑問は大体、途中で尻切れトンボに終わり、ストンと理解できる形で示されることはありません。『君の名は。』も、映画の展開に沿って観ている分には、面白いのですが、ふと立ち止まって、瀧が真相を突き止めるために探し出したあの新聞の記事は…等と考えるともういけません(笑)。

ということで、行者橋の疑問がうまく説明できたという自信は全くないのですが…(笑)。映画は映像がとても美しいし、三葉のお祖母ちゃんや妹のキャラクターもGOODですし、瀧の友人も面白く、瀧のアルバイト先の黒いブラの奥寺先輩(声:長澤まさみ・次の画像左)は魅力的だし(笑)…等と、十分楽しめました。
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*画像は(C)2016「君の名は。」製作委員会

今年は『シン・ゴジラ』といい、『君の名は。』といい、この夏はお子様向けアニメ以外で興行収入60億円を超える日本映画のヒット作が続き、めでたいことです。

◆『君の名は。』(2016年・日本映画・107分・監督:新海誠・配給: 東宝・2016.08.26公開)
〔最近観た映画から-№45〕

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この記事へのコメント

HATA母
2016年09月20日 23:37
一緒に行く友達がなかったのでしょう孫娘に誘われて観に行きました
画像は撮ってもきれいです
でもストーリーは判るのですがしっくり来ませんで
孫娘に良かったでしょうって聞かれたけど、うなずけなかったのです。
今夏は小学生と幼稚園の孫を連れて観たドリーもニモ程感動しなかったのです。
だんだん感情も老化してきているのでしょうか?
主人も私も「君の名は」というと他のことを連想してしまいます。やはり時代かしら?
一昨日は、超特急参勤交代リターンを観てきました
これも文庫本で参勤交代とリターンをそれぞれ読んだ後で楽しみに行ったのですが・・・映画はそれなりに面白かったのですが本にはかなわないかな?
<細かい描写には限度があるのでしょう>と思いました。
周囲の観客も私の年齢に近い方が結構多かったようです。(笑)
本でも感動し映画も良かったの「図書館戦争」でした。ちょっと彼女の教官のイメージが違っていたけど(笑)それなりに・・・
行者橋 渡
2016年09月21日 06:19
HATA母様、コメント有難うございます。行者橋は、「わざわざ、今時、『君の名は』という古典的かつ優れた映画と似たようなタイトルをつけなくても良いのに…」と感じましたよ。若い世代には無縁なのでしょうが。今、若い世代の人が白黒映画の『君の名は』を観ると、「韓国映画で観たことがある」と思うかもしれませんね(笑)。

『ファインディング・ドリー』に関して言えば、「魚といえども、そんなに記憶力が無ければ生命の危険に満ち溢れ、生きていけないだろう」と感じました(笑)。根本的な所での疑問が、感動を削いでいるのでは無いでしょうか(笑)。

『超高速!参勤交代』シリーズですが、2作目(リターンズ)が前作以上に荒唐無稽になっていましたね(笑)。登場人物は“弓の鈴木”等も含め、実在した人々が多いのですが、実際にあったこととして信じる人がいると困るなぁ!と思ってしまいました(笑)。

『図書館戦争』シリーズの堂上教官は、もう少し背の高い役者さんの方が良かったかもしれませんね。岡田准一はアクション等の動きもシャープでイケメンの役者さんだとは思うのですが…。でも、これは原作でも笠原郁の方が5cm、背が高い設定ですので止むを得ないかも(笑)。

これからの公開作品では、『疾風ロンド』が娯楽作として楽しめましたよ。東野圭吾の原作は後から読まれた方が良いと思います。このところ、阿部寛、大活躍です。11月26日に公開予定です。
行者橋 渡
2016年09月21日 06:24
コメントが途中で切れている可能性があるので、ダブるかもしれませんが、追加しておきます。

『図書館戦争』シリーズの堂上教官は、もう少し背の高い役者さんの方が良かったかもしれませんね。岡田准一はアクション等の動きもシャープでイケメンの役者さんだとは思うのですが…。でも、これは原作でも笠原郁の方が5cm、背が高い設定ですので止むを得ないかも(笑)。

これからの公開作品では、『疾風ロンド』が娯楽作として楽しめましたよ。東野圭吾の原作は後から読まれた方が良いと思います。このところ、阿部寛、大活躍です。11月26日に公開予定です。
シルバ
2016年09月23日 20:44
息子に聞いてみました(~_~;)
息子によると、新海誠は、SF設定はどうでもいいと思って作っているのではないか、だそうです。彗星の軌道も明らかにおかしいし、要は、僕、こういう恋がしたかった、というのが一番描きたかったことだから、その辺はうやむやにしてしまったのではないか、とのことでした!
行者橋 渡
2016年09月23日 23:09
シルバ様、FBに続いて、わざわざ息子さんの見解までもお知らせいただき、恐縮しております。が、しかし、「要は、僕、こういう恋がしたかった、というのが一番描きたかったことだから」というのも理解できるのです(笑)。つまり、映画のSTORYはSTORYとして、パラレルワールドというのをどのように考えれば良いのだろうか、というのが、行者橋の疑問なのです(笑)。「SF設定はどうでもいいと思って」いるにしても…。うーん、自分が何を突き止めたいのか、分からなくなってきそうだ!