広島つながりで、映画『この世界の片隅に』の話を。

前回に続いて、今回ご紹介する映画『この世界の片隅に』もアニメーションです。原作者は広島出身のこうの史代。
画像
*画像は(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

こうの史代は、原爆投下後の広島市を描いた漫画で、田中麗奈主演の映画にもなった『夕凪の街 桜の国』の原作者ですが、この『この世界の片隅に』も主な舞台は呉市ですが、広島市も原爆も登場します。あらすじは以下の通り。なお主人公の浦野(北條)すずの声を担当している“のん”は能年玲奈です。

1943(昭和18)年の年末、広島市江波(えば)に住み、絵が得意な18歳の少女・浦野すずに縁談が持ち上がり、翌年2月にすずは呉の海軍勤務の文官・北條周作のもとに嫁ぎます。不器用なすずは、戦争で物資の不足する中、一所懸命に暮らしを守っていきますが、呉は軍港で戦艦大和が母港として入港したりします。
画像
*画像は(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

すずが海の見渡せる場所でスケッチを描いた結果、間諜(スパイ)として疑われたりするのですが、たびたび空襲を受けるようになります。そして、1945(昭和20)年春はに呉が空襲を受けた時、すずは右手首から先を失います。そして、見舞いに来た妹・すみは広島の祭に来るよう話をして帰ります。

8月6日、呉では閃光と轟音が響き、広島方面からあがる巨大な雲を目撃することになったすずは、8月15日にラジオで終戦の詔勅を聞き、それまでの日常の喪失に呆然とし泣き崩れます。翌年1月、ようやく広島市内に入り、祖母の家に身を寄せていたすみと再会しますが、原爆症の症状が出ており、両親も亡くなっていました。
画像
*画像は(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

そして、廃墟となった広島で、すずはこの世界の片隅で自分を見つけてくれた周作に感謝しながら、戦災孤児の少女を連れて呉の北條家に戻って生きていくことを誓う…という展開です。鈴が、妙に幼い感じのする(笑)絵柄なのですが、戦争に翻弄されながら前を向いて歩もうとする生き方が良く描かれた佳作だと思います。

◆『この世界の片隅に』(2016年・日本映画・126分・監督:片渕須直・配給: 東京テアトル・2016..11.12公開)
〔最近観た映画から-№46〕

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント