37期紫・Maki-B&Mikabuのお蔭で、10数年ぶりに南禅寺天授庵に。

卒業生等に京都をご案内する時に困るのは「お任せ!」と言われることで、行者橋はまずリクエストを伺ってから行程表を作成します。その理由は、そうしたリクエストの中には行者橋が普段は行かない所や自分では気づかない興味深い場所があったりするからです。ということで、本日ご紹介する南禅寺天授庵もその1つ。
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天授庵は有名な三門のすぐ右手にある塔頭(たっちゅう)です。既にチラッとふれたのですが、ここには枯山水の方丈前庭(東庭)と池泉回遊式の書院南庭があります。最初の画像は方丈前庭です。こちらが入り口。
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上の画像のような石の配置は結構あちこちにあります。細かな点では色々と違うのですが、大徳寺高桐院の佇まいを思い出します。次は方丈を回り込んだ時の東庭北半分の画像。入り口と共通する石の配置が見えます。
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この石の配置は小堀遠州の発案とされています。現在は閉まっていますが、上の画像の門が本来の門で、現在の拝観入り口は庫裏(くり:台所や住居部分)への門ですから、通用口にあたりますね。そして、次は東庭南半分。
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で、東庭全体を見渡したのが、最初の画像です。方丈をさらに回り込んで、書院南庭に通じる通路から東庭を眺めると、こんな美しい光景が!
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ここを訪れたのは5月27日でしたが、青モミジから漏れる光が美しい!
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天授庵は、1292(正応4)年に亡くなった南禅寺開山・無関普門(むかん ふもん)の墓所(塔所)が南禅寺内に無いのを残念に思った虎関師錬(こかん しれん)が、1339(暦応2)年に光厳上皇の許しを得て翌年に建立しました。
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実は、天授庵は戦国時代に衰退し、1602(慶長7)年細川幽斎が再興したお寺です。上の画像は書院南庭への通路。書院南庭は明治時代に改修されたものの、南北朝時代の趣を残していると言われます。
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書院南庭に歩を進めると、目の前には意外に広い池が。庭の端には小さな滝も。確認できなかったのですが、水は琵琶湖疎水から引いているのでしょうか。
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さらに回り込むと、水面にびっしりと睡蓮がある池も。池の中の岩には何匹もの亀が甲羅干しをしていました。
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こちらが書院です。
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引き返して、もう1度、東庭を。拝観される方は、一様に方丈の縁側に座ってほっこり、ひと休み(笑)。チョッと構図にお洒落な工夫をしてみました(笑)。
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ということで、逆戻りをして拝観入り口に。次の画像は庫裏入口。
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書院南庭側を見通す形になっています。奥の座敷を通して庭の光景を大写し。もう少し、奥の緑や赤が明瞭だと、JR東海のポスター的になるのですが…(笑)。
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最後は、拝観入り口のそばにあった石像群を。何体かは地蔵菩薩です。不明のものもありますが、これはこれで趣があって良い光景です。
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「天授庵に来たのは10数年振りだなぁ」とリクエストして下さった37期紫・Maki-B&Mikabu(ともに仮名)に感謝しつつ、帰途につきました。

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